ネベロングは、「ロシアンブルーの長毛版」とも呼ばれる、まだ日本ではかなりレアな猫種です。霧のように柔らかいブルーの長毛と、エメラルドグリーンの瞳が印象的で、見た目はとても上品。一方で、性格はおだやかで静か、飼い主への愛情はとても深いタイプです。ここでは、日本で初めてネベロングを迎えたい人向けに、基本データから性格、飼い方のコツまでをやさしくまとめました。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原産国 | アメリカ合衆国(ロシアンブルーを基礎に1980年代に作出) |
| 毛の長さ | 中長毛〜長毛のダブルコート |
| カラー | ブルー(青みがかったグレー)のみ |
| 模様パターン | ソリッド(単色ブルー) |
| 体重 | オス約4〜6kg/メス約3〜5kg |
| 性格 | おだやか・愛情深い・やや人見知りで静か・飼い主べったり |
| 寿命(一般例) | 約13〜18年程度(やや長寿傾向とされる) |
| 公認団体 | TICA・WCF など(CFA・FIFe では未公認) |
| 入手難易度(日本) | ★4:国内ではまだ頭数が少ないレア猫種 |
💡特徴
ネベロングは、セミフォーリンタイプのしなやかな体つきに、長く密なブルーの被毛をまとった中型の猫種です。筋肉質でスリムなボディにやや長めの手足としっぽを持ち、動きはとても優雅。光沢のあるブルーの長毛は、光の当たり方で銀色にきらめき、成長とともにエメラルドグリーンに変わる瞳とのコントラストが魅力です。顔立ちはくさび形で、やや大きめの耳と、控えめながらも感情がよく伝わる目元が印象的。「霧(Nebel)の中から現れたような猫」という意味を持つ名前どおり、どこか神秘的で上品な雰囲気をまとっています。
| 区分 | 難易度 | 主な入手先 |
|---|---|---|
| ペットショップ | 一部の輸入ルートを持つショップで、予約・取り寄せ対応が中心 | |
| ブリーダー | ロシアンブルー系・長毛ブルー系専門のごく少数ブリーダー | |
| 里親募集 | 純血として出るのは極めてまれ(ほぼ期待できない) |
💬 解説
ネベロングは、国際的にはTICAなどで認められているものの、世界的にも頭数は多いとはいえないマイナーな猫種です。日本ではさらにレアで、「ロシアンブルーの長毛タイプ」として紹介されることもあるほど知名度は高くありません。
実際にお迎えする場合は、ネベロングを明確に扱うブリーダーや、ロシアンブルー系・ブルー系長毛猫を専門とするブリーダーに相談するケースが中心になります。国内だけでは希望の条件で出会えるまで時間がかかることもあり、場合によっては海外ブリーダーからの輸入を検討する飼い主さんもいます。里親募集経由で純血ネベロングに出会えるのは、ごく例外的と考えておくとよいでしょう。
💡 豆知識
ロシアンブルーにそっくりな長毛ブルーの猫がいても、血統登録団体で「Nebelung」として登録されていない場合は、正式にはネベロングとは呼ばれません。見た目だけで判断せず、血統書や登録団体の情報を確認しましょう。
- 静かでおだやか、騒がしくないタイプ
- 飼い主にはとても愛情深く、そっと寄り添う甘え方
- 初対面にはやや慎重で、人見知り気味
- 大きな声で鳴くことは少なく、マンションでも暮らしやすい
- 静かでおだやかな性格で、「隣の部屋にそっと寄り添っている」ような存在感。大声で鳴くことが少なく、集合住宅でも飼いやすいという声が多い。
- 飼い主に対してはとても愛情深く、信頼関係ができると後ろをついて歩いたり、同じ部屋で過ごしたがったりする。「控えめなストーカー」「視界の端にいつもいる相棒」といった表現をする人も。
- 柔らかい長毛と落ち着いたブルーの色合いが上品で、「撫でると気持ち良い」「光の加減で毛並みが変わって見える」と、見た目・触り心地ともに満足度が高い。写真映えしやすいのも人気の理由。
- もともとややシャイで繊細な性格のため、来客や大きな音が苦手な子も多い。「お客様が来るとすぐにベッドの下に隠れる」「慣れるまで時間がかかる」といった声がある。
- 長毛+ダブルコートで、換毛期には抜け毛が増える。定期的なブラッシングを怠ると毛玉になりやすく、「思ったよりお手入れが大変」と感じる飼い主もいる。
- 日本では情報や飼育経験者が少ないため、困ったときに相談できる相手が見つかりにくいという声も。特に健康面やブリーダー選びについては、海外の情報を調べる必要が出てくることがある。
- ソファの端で「そっと見守り隊」
いつも一番良く見える位置に座って、家族の様子をじっと観察。かといって割り込んではこない、「距離感の天才」っぷりに、思わずキュンとしてしまう。 - 来客が来ると、とりあえず“霧の中”へ
インターフォンが鳴った瞬間、スッと姿を消すネベロング。しばらくして、遠巻きに様子をうかがう姿はまるで「霧の中からそっと覗く妖精」。 - 撫でてほしいけど、自分からは行かない問題
ソファの少し離れた場所でゴロンと横たわり、チラチラ視線だけ送ってくる。「来てほしいのか、放っておいてほしいのか」で飼い主を悩ませるツンデレ系。 - 夜の廊下で“ふわっと影”が動く
薄暗い廊下を歩いていると、足元をふわっと青い影が横切る。びっくりして振り返ると、すました顔で毛づくろいしているネベロングがいる。 - ロシアンブルーと間違われて説明会スタート
「ロシアンブルー?」と聞かれるたびに、「長毛でネベロングっていう品種で…」とミニ講義が始まる。説明しているうちに、ますます愛着が湧いてくる。 - ブラッシング道具がどんどん増えていく
長毛ケアのためにスリッカー、コーム、ラバーブラシ…と揃えていくうちに、気づけば洗面所の一角が「ネベロング美容室」コーナーになっている。 - 膝には来ないのに、いつも隣のクッションをキープ
べったり乗ってくるタイプではないのに、気づけばいつも隣のクッションや椅子を占領。「ほぼ膝の上と同じ距離感」で満足している不思議な子。 - 写真を撮ると、毛並みの色が毎回違う
昼の自然光・夜の電球色・フラッシュあり…どのパターンでも毛色の雰囲気が変わる。「同じ猫とは思えない」と、つい何枚も撮り比べてしまう。 - お気に入りの隠れ家は“高め+静か”が条件
本棚の上、カーテンレールの近く、クローゼットの端っこ…。静かで人の気配は感じられる、ちょっと高い場所が大好きで、「今日の隠れ家」を探すのが日課。 - 甘えスイッチが入ると、急に“もふもふストーカー”化
日中はクールに距離を取っていたのに、夜になると急にスリスリ・ゴロゴロモードに。トイレに行くにもついてこられて、「さっきまでのクールはどこ行った?」となる。

ネベロングは、比較的新しい猫種で、そのルーツは1980年代のアメリカにあります。ロシアンブルーを飼っていたブリーダーの家庭で、生まれつき毛が長いブルーの子猫が生まれたことが始まりだといわれています。この長毛のブルー猫は、当時としては珍しい存在でしたが、その神秘的な見た目と穏やかな性格に魅了された飼い主が、計画的な繁殖をスタートさせました。ロシアンブルーの血統をベースにしつつ、長毛という特徴を固定していき、やがて現在のネベロングの原型となる猫が作出されていきました。
「ネベロング」という名前は、ドイツ語の「霧(Nebel)」に由来し、「霧の中の者」という意味を持つとされています。霧がかったようなブルーの被毛と、静かで上品な佇まいが、この名にぴったりだとして名付けられました。ロシアンブルーと同じく単色のブルーとグリーンの瞳を持ちますが、ネベロングはより長い被毛とふさふさしたしっぽを持ち、全体として柔らかく優雅な印象を与えます。
国際血統登録団体であるTICAやWCFなどで徐々に品種として認められ、ヨーロッパを中心に少しずつ頭数が増えてきました。一方、日本に紹介されたのはさらに後年で、ロシアンブルーに比べると認知度はまだ高くありません。国内の猫種図鑑でも「ロシアンブルーの長毛タイプ」として紹介されることが多く、実際にペットショップやブリーダーのもとで目にする機会は限られています。
それでも、静かで穏やかな性格と、霧のようなブルーの被毛に惹かれる愛好家は着実に増えており、今後ゆっくりと知名度が高まっていくと考えられます。ネベロングは、ロシアンブルーの血を受け継ぎつつも、より柔らかな長毛と控えめな甘え方で、落ち着いた家庭にぴったりの「幻影のような相棒」として歩み始めた猫種と言えるでしょう。
環境づくり
- 室内飼いが基本。静かで落ち着いた環境を用意し、大きな音や急な来客が続かないよう配慮する。
- 高めのキャットタワーや棚上スペースなど、「上からそっと眺められる」隠れ場所をつくってあげる。
- 長毛なので、床の抜け毛掃除がしやすいよう、カーペット・ラグ類は掃除しやすい素材を選ぶと◎。
食事
- ロシアンブルー系と同様、太りすぎには注意。年齢や運動量に合わせた総合栄養食を基本に、量とカロリーをコントロールする。
- 美しい被毛を保つため、オメガ3脂肪酸などが適量含まれたフードや、皮膚・被毛ケア用のフードを検討してもよい。
遊び
- 激しすぎる遊びよりも、じゃらしで優雅に追いかけるタイプの遊びや、頭を使うおもちゃ(知育トイ)がおすすめ。
- 人見知りな子も多いため、まずは飼い主との静かな遊び時間を習慣にし、安心できる相手だと理解してもらう。
先天的な病気やリスク、老後になりやすい病気等の一例です(※一般的な猫種に見られる疾患例を含みます/個体差があります)。
| 病名 | 内容 |
|---|---|
| 肥大型心筋症(HCM) | 多くの猫種で見られる心臓病の一種。早期発見のため、定期的な健康診断やエコー検査を勧められることがある。 |
| 歯周病 | 口腔ケアを怠ると歯石・歯肉炎から進行しやすい。デンタルケアおやつや歯みがき習慣があると安心。 |
| 毛球症 | 長毛でグルーミングが多いと、飲み込んだ毛が胃腸にたまりやすい。ブラッシングと毛玉ケアフードなどで予防を。 |
📊 平均寿命(一般例):約13〜18年程度
💡 日頃から体重管理と定期健診(年1回以上、シニア期は年2回目安)を行い、心臓・腎臓・口腔などのチェックを受けることで、トラブルの早期発見と予防につながります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均価格 | おおよそ25万〜40万円前後(国内では頭数が少なく、輸入状況等により変動しやすい) |
| 価格差の要因 | 血統(チャンピオンライン)、親猫のタイトル、性別、毛並み・体格の良さ、為替レートや輸入費用など |
| 購入ルート | ネベロングを扱う国内ブリーダー、一部ペットショップの取り寄せ、もしくは信頼できる海外ブリーダーからの輸入仲介 |
💡 選び方のコツ
親猫の健康状態(心臓・腎臓・遺伝性疾患の検査有無)や、生活環境をしっかり公開しているブリーダーを選びましょう。見学時には、子猫だけでなく親猫の性格や人慣れ具合もチェックすると、将来の性格のイメージがつきやすくなります。また、「ロシアンブルー長毛タイプ」として曖昧に紹介される場合もあるため、血統書や登録団体を確認し、ネベロングとしてきちんと登録されているかを事前に確認するのがおすすめです。
ネベロングとの暮らしは、派手さはないけれど、じんわりと心にしみる穏やかな時間の積み重ねです。朝、カーテンを開けると、ふわりと光を受けたブルーの毛並みがきらめき、その横で静かに伸びをする姿は、まるで小さな妖精のよう。大きな声で鳴いてアピールすることは少なく、気づけばいつも同じ部屋の片隅でこちらを見守っています。
夜、ソファでくつろいでいると、すぐ隣のクッションにそっと腰を下ろし、何気なく尻尾をこちら側に垂らしてくる…。そんなさりげない距離感で、でも確実に「一緒にいたい」という気持ちを伝えてくれるのがネベロングの魅力です。ブラッシングタイムや、静かなじゃらし遊びの時間を通して、ゆっくりと絆が深まっていく、落ち着いた猫との暮らしを楽しめます。

| 飼い主タイプ | 相性度 |
|---|---|
| 初心者 | |
| 共働き家庭 | |
| 子どもがいる家庭 | |
| 1人暮らし |
💬 コメント
ネベロングは穏やかで静かな性格なので、ガヤガヤした環境よりも、落ち着いた家庭や1人暮らしのおうちと相性が良い猫種です。小さな子どもがいる場合でも育て方次第で仲良く暮らせますが、猫のペースを尊重できる年齢・環境であることが理想的です。共働き家庭でも、帰宅後に一緒に過ごす時間をしっかり取れれば、ゆっくり信頼関係を育んでいけます。
| 猫種 | 性格 | 入手難易度 | 飼いやすさ |
|---|---|---|---|
| ロシアンブルー | おだやか・飼い主に忠実・やや神経質 | 抜け毛少なめで室内飼い向き | |
| ノルウェージャンフォレストキャット | 活発・甘えん坊・社交的 | 体格大きめだが人懐っこく、多頭飼いにも向く | |
| ラグドール | おっとり・抱っこ好き・マイペース | 性格は穏やかだが、大型で運動スペースはやや必要 |
ロシアンブルーは「短毛版」「抜け毛少なめ」でよりスッキリした印象、ノルウェージャンやラグドールは大型・長毛で明るく社交的な傾向が強めです。ネベロングはその中間のような立ち位置で、「上品な長毛ブルー+静かな甘えん坊」という独特のポジションにいます。

パパちゃん、ネベロングって「霧の中の猫」って呼ばれてるんだって? そんなカッコいい二つ名持ちが家に来たら、ぼくのシルバータビーの目立ち具合、ちょっとかすんじゃわない?

ネーミングはたしかにカッコいいけど、ネベロングさんはすごく控えめで静かな子が多いんだよ。しょうちゃんは元気で社交的な「看板猫担当」、ネベロングさんはそっと横で見守る「陰の癒やし担当」って感じで、役割が違うからどっちもちゃんと主役になれると思うな。

長毛でブルーってことは、ふわふわの高級マントみたいな毛なんだよね? その隣にぼくが並んだら、「短毛の子も悪くないですね〜」ってオマケ扱いされないかなあ…。

あの長毛ブルーはたしかに上品だけど、手触りはサラサラ系なんだよね。しょうちゃんの短毛シルバーは、また別の気持ちよさがあるから、触り比べたら「どっちも最高!」って結論になると思うよ。写真を撮るときも、シルバーとブルーでいいコントラストになりそうだしね。

性格はどんな感じなの? ぼくみたいに「とりあえず人の膝に乗っとくか」ってタイプなのか、それとも遠くからジーッと見る系なのか気になる。

ネベロングさんは、飼い主にはすごく愛情深いけど、初対面の人にはちょっと慎重なタイプが多いみたい。仲良くなるといつも同じ部屋で過ごしたがる「そっと寄り添い系」かな。しょうちゃんみたいに誰にでもフレンドリーなタイプと一緒だと、いいバランスになりそうだよ。

長毛ってことは、ブラッシングいっぱいしないとダメなんだよね? 正直ぼくはブラシよりおやつ派なんだけど、そのへん覚悟しておいたほうがいい?

ネベロングさんはロングコートだから、週に数回のブラッシングは必須だね。抜け毛の季節はもう少し増やしたほうがいいかも。しょうちゃんは短毛だから今までよりちょっと楽してたけど、その分ネベロングさんのお手入れを手伝ったら、パパとママにめちゃくちゃ褒められると思うよ。

日本ではあまり見ないって聞いたけど、散歩中(窓からの見張り)のパトロールでネベロングさん見つけたらレアキャラ確定? ぼくの「ご近所猫レーダー」に新しいミッションが追加されそうだね。

そうだね、日本ではまだかなり珍しいから、もし窓の外でネベロングさんを見つけたら超レアだと思うよ。たぶん、近所でも「長毛のロシアンブルー?」「あの子何の猫?」って話題になってるはず。しょうちゃんのパトロール網にネベロングさんが加わったら、にゃんトピ的にもネタが増えて、パパは大助かりだなあ。

ネベロングは、霧のようなブルーの長毛とグリーンの瞳が印象的な、とても上品でおだやかな猫さんだよ。初対面には少しシャイだけれど、信頼した家族には静かに寄り添ってくれるタイプで、にぎやかな甘え方をするしょうちゃんとは、きっといいコンビになれそう。長毛のお手入れや繊細な性格への配慮など、ロシアンブルーとは少し違う手間はかかるけれど、その分ゆったりとした時間を一緒に過ごせる「大人の相棒」みたいな存在になってくれると思う。日本ではまだ珍しいけれど、落ち着いた猫暮らしを楽しみたいおうちには、かなり魅力的な選択肢だね。

