大きな耳に、まん丸の目、そして全身くるくるの巻き毛。
一度写真を見たら忘れられない不思議な見た目の「デボン・レックス」は、実はとても人懐っこくて“犬っぽい”性格の猫です。
日本ではまだまだ頭数が少なく、ペットショップで出会えたらかなりラッキーなレア猫さん。一方で、その甘えん坊っぷりとユニークな外見に惹かれて、「いつか一緒に暮らしてみたい」と憧れている人も多いはず。
ここでは、デボン・レックスの基本データから性格、飼い方のコツ、健康面の注意点まで、初めて猫を迎える方にもわかりやすく解説していきます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原産国 | イギリス(イングランド南西部デヴォン州) |
| 毛の長さ | 短毛(シングルコートで細かい波打つ巻き毛) |
| カラー | ホワイト、ブラック、ブルー、レッド、シナモン、チョコレート、ラベンダーなどのソリッド+タビー、バイカラー、キャリコ、ポイントなど |
| 模様パターン | ソリッド、タビー各種、バイカラー、ポイント、キャリコなど幅広いパターン |
| 体重 | オス約2.5〜4kg/メス約2.5〜4kg が目安 |
| 性格 | 人懐っこく、活発で好奇心旺盛。甘えん坊で社交的な子が多い |
| 寿命(一般例) | およそ10〜14年前後(体質・飼育環境により個体差大) |
| 公認団体 | CFA・TICA・FIFe・GCCF |
| 入手難易度(日本) | ★4(かなり探せば見つかるが、一般的な猫種に比べると希少) |
💡特徴
デボン・レックスは、小さな三角形の頭に、とても大きな立ち耳と丸い目を持つ「エルフ顔」がポイント。体は細身ながら筋肉質で、首や手足はほっそり長く、ジャンプ力・運動能力が高い猫です。被毛は柔らかなシングルコートで、全身が細かく波打つようにカールしていることから「プードルキャット」と呼ばれることも。抜け毛は比較的少なめですが、皮脂がたまりやすいので、こまめなお手入れが必要です。性格は明るく社交的で、人と遊ぶことが大好きな“犬っぽい猫”という印象が強い猫種です。
| 区分 | 難易度 | 主な入手先 |
|---|---|---|
| ペットショップ | 都市部の一部ショップにごく少数。見つかればラッキーなレベル | |
| ブリーダー | デボン・レックス/レックス系専門の少数ブリーダー | |
| 里親募集 | ごく稀に「巻き毛の猫」「デボン風ミックス」として出る程度 |
💬 解説
日本では、デボン・レックスはまだまだ希少な猫種です。大手ペットショップでも常時いるわけではなく、「たまたま1頭だけいた」「しばらく見かけない」という声が多いレベル。現実的な入手ルートは、デボン・レックスやレックス系猫種を扱うブリーダーさんを探し、問い合わせ・見学予約をしてタイミングを待つ形になります。
価格は全体の参考レンジで10〜60万円ほどと言われ、その中でもペットショップでは30〜60万円台、ブリーダー直販では25〜50万円前後がボリュームゾーン。カラーや性別、血統(ショータイプかどうか)によって価格差が出やすいです。
里親・保護猫として出てくることはかなり少なく、いたとしても「巻き毛のミックス」「デボン風」といった表現での募集が中心。純血・若齢の子を里親ルートで…となると、かなりの運とタイミングが必要になります。
💡 豆知識
同じ巻き毛猫の「コーニッシュ・レックス」とは、毛質を生み出す遺伝子が別物。見た目は似ていますが、ちゃんと血統書で確認しないと見分けがつきにくいこともあります。
- 人懐っこく、家族のあとをついて歩く“ベッタリ系”
- 活発で運動神経がよく、遊び好き・好奇心旺盛
- 甘えん坊で、依存度高めの子も多い社交的な猫
- とにかく人懐っこい
「どこに行ってもついてくる」「膝や肩に乗ってくる」など、犬のような距離感を楽しめるという声が多数。来客にも自分から挨拶に行く社交的な子も多いです。 - 遊び好きで一緒に遊ぶのが楽しい
ジャンプやキャットタワーが得意で、おもちゃの“持ってこい”遊びをすぐ覚える子も。「コミュニケーションをしながら遊べる猫」として高評価。 - 独特の手触りと抜け毛の少なさ
くるくるの短毛はビロードのような触り心地で、「ずっと撫でていたくなる」という声も。抜け毛も比較的少なめと感じる飼い主が多く、長毛種よりお手入れが楽という口コミもあります。
- イタズラ&探検好きで室内が大騒ぎになることも
戸棚を開ける、高い所に何度も飛び乗る、物を落とすなど、好奇心のままに動くタイプ。十分な遊び時間と“登っていい場所”の用意がないと、人間のほうが振り回されることも。 - 甘えん坊すぎて留守番が苦手な子も多い
依存心が強い子では、長時間の留守番が続くとストレスサインが出る場合も。「家を空けがちな家庭には向かないかも」という声も見られます。 - 皮膚・心臓・神経系などのケアが必要な場合も
巻き毛ゆえ皮脂がたまりやすく、皮膚トラブルのケアが必要なことも。また、てんかんや心臓病などのリスクが指摘されているため、「定期健診や検査を視野に入れておきたい」という意見もあります(あくまで“なりやすい傾向”レベルで個体差あり)。
- 耳アンテナ、常時フル受信
ちょっと音がしただけで、大きな耳がピン! テレビより早く家の情報をキャッチしていて、「今の音なに?」と逆にこっちが聞きたくなる。 - 膝の上は“予約制”じゃない
座った瞬間、どこからともなく飛んできて膝を確保。トイレに立ってもすぐ戻ってきて乗るので、人間の足はほぼ占有状態。 - 巻き毛の寝ぐせがすごい
寝起きはカールがあちこちに跳ねていて、まるで寝ぐせ全開の朝。撫でているうちにふわっと整っていくのもまた可愛い。 - 尻尾で感情全部バレてる
ワクワクするとブンブン、構ってほしいときはゆらゆら。猫なのに気分はほぼ犬のしっぽ。見ているだけで感情実況ができてしまう。 - 高いところ?むしろ得意です
細い体と長い脚で、棚の上やカーテンレール横にもスイスイ。巻き毛だからおっとりかと思いきや、運動会モードになると家じゅうがフィールドに。 - 鳴き声は「え、今の?」レベル
声はとても控えめで、「ピッ」と電子音みたいな小さなひと言だけ。気づかずにスルーすると、じっと見つめる視線で二回戦を要求される。 - ひとり遊びも、最終的に人を巻き込む
最初はボールでひとりで遊んでいるのに、気づけば足元にポトンと持ってきて「投げて?」の顔。結局、人間も運動不足解消コースに参加させられる。 - 暖房のベストポジションマスター
巻き毛だけど実は寒がり。エアコンの風がちょうど当たる場所や、膝掛けの真ん中など、家の中で一番暖かいスポットをいつも押さえている。 - 写真がどれも宇宙人っぽい
大きな耳とまん丸の目で、正面から撮ると「地球外から来ました」感がすごい。アルバムがエイリアン写真集みたいになるおうちも。 - 家事監督として有能すぎる
洗濯物たたみ、PC作業、料理…何をしていても必ず真横で見守り。時々キーボードを踏んだり靴下をさらっていく「監督手当付き」のお仕事ぶり。

デボン・レックスの歴史は、1960年ごろのイギリス・デヴォン州にさかのぼります。鉱山の近くに住んでいた女性が、野良猫の中にひときわ変わった巻き毛のオス猫を見つけ、その子孫として生まれた子猫が現在のデボン・レックスの原型とされています。この猫たちは自然突然変異によって生じたと考えられており、意図的な改良ではなく「偶然の出会い」から歴史が始まった猫種です。
当初は、同じイギリス原産の巻き毛猫である「コーニッシュ・レックス」と同じ遺伝子によるものと考えられ、両者を交配する試みも行われました。しかし、巻き毛の子猫が生まれなかったことから、別の変異であることがわかり、デボン・レックスは独自の猫種として歩み始めます。その後、デボンならではの巻き毛と体型を維持するために、さまざまな猫種との交配や、遺伝学者の監修のもとで慎重な繁殖が行われ、小さな頭・大きな耳・くるくるの被毛を持つ現在の姿が固定されていきました。
1960年代のうちにイギリスで「デボン・レックス」として公認され、その後アメリカにも輸出されます。1970〜80年代にかけてCFA・TICA・FIFe・GCCFといった主要な猫種登録団体に順次登録されると、ショーキャットとしても注目を集めるようになりました。ビロードのような巻き毛とユニークな外見から「プードルキャット」と呼ばれ、世界中の愛猫家の関心を引きつける存在になります。
デボン・レックスは、スフィンクスやコーニッシュ・レックスなど、ほかの“変わり種猫種”の作出にも関わっており、現代の猫界に少なからぬ影響を与えてきました。一方で、近親交配や遺伝性疾患への反省から、近年では健康を重視したブリーディングがより強く求められています。てんかんや心臓病といったリスクに配慮し、遺伝子検査や健康診断を行った親猫だけを繁殖に用いるブリーダーも増えています。現在のデボン・レックスは、「独特の見た目」と「人懐っこく遊び好きな性格」を兼ね備えた家庭向きの猫として、世界各国で“少数精鋭”のように大切に飼われている猫種です。
環境づくり
- 上下運動ができるキャットタワーや棚を用意する
細身で運動神経がよく、高いところも大好き。安全に登れるタワーやステップで「登っていい場所」をしっかり用意してあげましょう。 - 人のそばでくつろげるスペースを確保する
甘えん坊で“人にくっつきたい”タイプなので、ソファ横やデスク脇など、家族の近くにベッドや毛布スペースがあると安心しやすくなります。 - 寒さ対策をしっかりと
被毛は短くシングルコートで、実は寒がりな子も多め。冬場は暖房・ブランケット・猫ベッドなどで、冷えすぎない環境を整えてあげたい猫種です。
食事
- 体格に合ったカロリーと栄養バランスを意識
小柄ですがよく動くため、筋肉を維持できる良質なたんぱく質のフードが基本。太りすぎると心臓や関節への負担が心配なので、定期的な体重チェックも忘れずに。 - 皮膚と被毛の健康をサポートする成分もプラス
オメガ3脂肪酸など、皮膚のコンディションをサポートする成分を含むフードやサプリを、獣医師と相談しながら取り入れるのも一案です。
遊び
- 短時間×高密度の遊びを毎日取り入れる
じゃらし・ボール・トンネルなどを使って、1日数回、5〜10分でも集中して遊ぶ時間をつくるとストレス発散になります。 - 頭を使う遊びや知育おもちゃもおすすめ
おやつ探しトイや、持ってこい遊びなど「考えて動く」遊びが得意なタイプ。単なる運動だけでなく、脳への適度な刺激も意識してあげると◎。
先天的な病気やリスク、老後になりやすい病気等を以下に記載します。
| 病名 | 内容 |
|---|---|
| てんかん | 一部のデボン・レックスで、けいれん発作などの神経症状が報告されている。遺伝的要因が関わる可能性もあり、発作が疑われたら早めに受診を。 |
| 肥大型心筋症(HCM) | 心臓の筋肉が分厚くなることで、心機能に負担がかかる病気。初期は無症状のことも多く、定期的な心エコー検査での早期発見が大切。 |
| 膝蓋骨脱臼・関節トラブル | 細くしなやかな四肢ゆえ、膝のお皿がずれやすい、関節に負担がかかりやすい個体も。肥満や無理なジャンプはリスクを高めるため要注意。 |
📊 平均寿命(一般例):およそ10〜14年前後
💡 健康維持のためには、「体重管理」「定期健診」「ちょっとした様子の変化に早く気付くこと」がポイントです。特に心臓・神経・関節に不安が出やすい猫種とされるため、年に1回以上の健康診断と、3〜4歳以降は心エコーなども獣医師と相談しながら取り入れると安心です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均価格 | おおよそ25〜50万円前後(全体の参考レンジは10〜60万円程度) |
| 価格差の要因 | カラー・模様、性別、血統(ショータイプかどうか)、健康検査の有無、日本での希少性など |
| 購入ルート | レックス系専門・デボン・レックスを扱うブリーダー、まれにペットショップ、極めて稀に里親募集 |
💡 選び方のコツ
デボン・レックスを迎えるときは、まず「親猫の健康状態」と「ブリーダーさんの考え方」をしっかりチェックしましょう。てんかんや心臓病などへの配慮から、親猫の健康検査(心エコー・遺伝子検査など)を行っているかどうかは重要なポイントです。性格面では、人懐っこさと同時に、他の猫や子どもとの相性を聞いておくと安心。見学の際には、親猫や兄弟たちの様子も含めて、「落ち着いたときの顔」「遊び方」「人への反応」をじっくり観察して選びましょう。

朝、目を覚ますと、布団の端や枕元で丸くなっている小さな影。顔を近づけると、くるくるの毛並みと大きな耳がふわっと揺れて、満足そうに喉を鳴らします。ソファに座れば、当然のように膝の上を確保。PCを開けばキーボードの隣にちょこんと座って「今日の仕事、ちゃんと見てるからね」とでも言いたげな表情です。
日中は、キャットタワーからタワーへ軽やかに飛び移ったり、ボールをくわえて持ってきて「もう一回投げて!」と誘ってきたり。遊びの時間は元気いっぱいですが、満足すると急に電池が切れたように、家族のそばでぐっすり眠り始めます。デボン・レックスとの暮らしは、「よく遊び、よく甘えて、よくくっついてくる」時間の積み重ね。ちょっと手はかかるけれど、そのぶん毎日がにぎやかで、家のどこにいても“見守られている”ようなあたたかさがあります。
| 飼い主タイプ | 相性度 |
|---|---|
| 初心者 | |
| 共働き家庭 | |
| 子どもがいる家庭 | |
| 1人暮らし |
💬 コメント
人懐っこく素直な性格なので、猫飼い初心者でも「しっかり時間を取って遊んであげられる」なら相性は良い猫種です。ただし、甘えん坊で留守番が苦手な子も多く、長時間不在になりがちな共働き家庭や1人暮らしの場合は、在宅時間や一緒に過ごせる時間をよく考える必要があります。子どもがいる家庭では、優しく接することができれば“遊び相手”にもなりやすく、にぎやかで楽しい毎日を一緒に過ごせるでしょう。
| 猫種 | 性格 | 入手難易度 | 飼いやすさ |
|---|---|---|---|
| コーニッシュ・レックス | 活発・人懐っこい・運動好き。デボンよりやや神経質な子も | 運動量多め・留守番短めなら◎ | |
| スフィンクス | 甘えん坊で超ベタベタ。人間依存度がかなり高い | こまめなスキンケアと室温管理が必須 | |
| アメリカン・ショートヘア | おおらか・遊び好きだがマイペースさもある | 初心者にも比較的飼いやすい定番種 |

ママ、この耳がおっきくてくるくる毛のデボン・レックスって子、なんか宇宙から来たみたいじゃない? ぼくと同じ猫カテゴリーでいいのかな…性格も変わってる?

見た目はちょっと宇宙人ぽいけど、中身はすごく“人間大好き”な猫さんだよ。デボンさんは犬みたいにベッタリ甘えて、遊びも大好き。しょうちゃんみたいにフレンドリーな子とは気が合いそうだけど、かなり構ってほしいタイプだから、一緒に遊ぶ時間をたっぷり作ってあげたいね。

「プードルキャット」って呼ばれてるって聞いたけど、あの毛ってブラッシング大変? ぼくは短毛だから、できれば楽なほうがいいなあ…。

デボンさんの毛は短くて柔らかいシングルコートだから、長毛さんほどブラッシングは大変じゃないよ。ただ、巻き毛で皮脂がたまりやすいから、ときどきブラシやシャンプーで整えてあげる必要はあるかな。むしろ「なでなでタイム」がちょっと増えるイメージだね。

人懐っこいってことは、ママをひとりじめしたがったりしない? ぼく、ちゃんと主役の座キープできるかな…。

デボンさんは甘えん坊で依存心が強い子も多いから、「ママ、見て見て!」ってアピールは増えるかもしれないね。でもしょうちゃんも負けてないでしょ? ふたりとも甘え上手だから、ママの膝はシェア制にして、順番に甘えるルールにしようか。

そんなに元気でイタズラ好きなら、家の中ぐちゃぐちゃにならない? ぼくもたまにやらかすけど、デボンさんとダブルだと怒られないかな…。

好奇心旺盛でジャンプ力もあるから、棚に飛び乗ったり、物を落としたりは確かに多いかも。でも、それは「遊びたい」「探検したい」って気持ちの表れだから、キャットタワーやおもちゃをしっかり用意して、登っていい場所とダメな場所をはっきりさせれば大丈夫。しょうちゃんには“正しい暴れ方のお手本”をお願いしようかな。

もしうちにデボン・レックスさんを迎えるなら、ママはどこを一番気をつけて見るの? ぼく、ちゃんと先輩できるかな。

まずは健康と生活スタイルかな。デボンさんはてんかんや心臓、関節のトラブルに注意が必要って言われているから、親猫の検査の有無やブリーダーさんの考え方をしっかり確認したい。それから、長時間の留守番が苦手だから、家を空ける時間との相性もチェックしておきたいね。しょうちゃんには、「遊びに誘ってあげる係」と「ママの取り合いでケンカしない係」をお願いしたいな。

デボン・レックスは、くるくるの巻き毛と大きな耳でちょっと不思議な見た目だけど、中身は人が大好きな甘えん坊で、とても明るくよく遊ぶ猫さん。毎日の遊び時間とコミュニケーション、それから健康チェックやお手入れに手をかけてあげられるおうちなら、家族のそばにぴったりくっついてくれる“ちいさな相棒”になってくれると思うよ。しょうちゃんみたいな元気でフレンドリーな先輩がいれば、きっとにぎやかで楽しいコンビになるね。

