「全身チョコレートブラウンに、きらっと光るグリーンの瞳」。ハバナ・ブラウン(ハバナ)は、そんな大人っぽいビジュアルとは裏腹に、とても甘えん坊でおしゃべり好きな短毛種です。ここでは、日本のご家庭で迎えることをイメージしながら、性格・特徴・飼い方のコツまでまとめてご紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原産国 | イギリス発祥(のちにアメリカ合衆国でも発展) |
| 毛の長さ | 短毛(やや張りのあるつややかなシングル〜ごく薄いダブルコート) |
| カラー | リッチなウォーム・チョコレートブラウン(ごく一部でライラックを認める団体もあり) |
| 模様パターン | ソリッド(単色)チョコレートのみが理想で、タビーなどの模様は非公認 |
| 体重 | オス約3.5〜5.0kg/メス約2.5〜4.0kg |
| 性格 | 甘えん坊で人懐っこく、好奇心旺盛でおしゃべりな遊び好き |
| 寿命(一般例) | 約11〜15年(一般的な猫と同程度・個体差あり) |
| 公認団体 | CFA・TICA・GCCF・FIFe など |
| 入手難易度(日本) | ★4:日本ではかなり希少で、国内流通はごく少数 |
💡特徴
ハバナ・ブラウンは、スレンダーなセミフォーリンタイプの体型に、しなやかな筋肉がほどよくついたエレガントな猫種です。頭部はオリエンタル系らしいくさび形ですが、マズル部分だけがふっくら丸い「コーンコブマズル(トウモロコシの芯のような口元)」が最大の特徴。全身は温かみのあるチョコレートブラウン一色で、鼻や肉球、ヒゲまでブラウン系で統一され、明るいグリーン〜エメラルドグリーンの瞳とのコントラストがとても印象的です。被毛は短く、シルクのような手触りで、光の加減によって赤みがかったマホガニーにも見えます。
| 区分 | 難易度 | 主な入手先 |
|---|---|---|
| ペットショップ | 海外輸入イベントやごく一部の企画販売に限られるレアケース | |
| ブリーダー | 海外キャッテリー経由が中心。国内ではオリエンタル系ブリーダーにわずかに可能性 | |
| 里親募集 | 純血として出会える可能性は極めて低い |
💬 解説
ハバナ・ブラウンは世界的にも頭数が多くない希少種で、日本国内で「ハバナ・ブラウン」として明確に販売・繁殖しているケースはかなり限られます。一般のペットショップの店頭で出会える可能性はほぼゼロに近く、もし迎えるなら、
- オリエンタル系を扱う一部ブリーダーへの問い合わせ
- アメリカやヨーロッパのCFA/TICA系キャッテリーからの輸入
といったルートが中心になります。輸入の場合は、仲介手数料や輸送費、検疫対応などが加わるため、費用も時間もかかる「準備が必要な猫種」と考えておくのが安心です。
💡 豆知識
ヨーロッパでは、ハバナ・ブラウンがオリエンタルショートヘア系に統合されている影響もあり、「Havana(ハバナ)」=チョコレート単色のオリエンタルショートヘアを指す場合もあります。血統書の表記や登録団体によって扱いが異なるため、迎える際はキャッテリーにタイプを確認すると安心です。
- とても甘えん坊で、人のそばにいるのが大好き
- 好奇心旺盛で遊び好き
- おしゃべりで、よく鳴いて気持ちを伝える
- 家族に対してフレンドリーで、ベタベタ系のコンパニオンタイプ
- とにかく「人が大好き」
家の中をつねに家族のあとを追いかけ、在宅ワーク中もパソコンの横や膝の上を陣取る子が多いそうです。「いつもそばにいてくれる相棒みたい」と感じる飼い主さんがたくさんいます。 - チョコレートカラーとグリーンの瞳が美しい
光に当たると被毛が赤みのあるマホガニーにも見え、写真映えも抜群。「同じブラウンでも、時間帯や明かりで微妙に色が変わって見えるのが楽しい」という声も。 - 遊び好きで頭の良いコンパニオン
おもちゃ遊びや知育トイが大好きで、簡単なトリックや呼び戻しを覚える子もいます。「ただ眺めるだけでなく、一緒に遊んでコミュニケーションできるのが魅力」という意見が多く聞かれます。
- かまってほしくて「おしゃべり」になりがち
寂しいときや退屈なときはよく鳴いてアピールする傾向があり、「オンライン会議中に話しかけられる」「夜におしゃべりタイムが始まる」といった声もあります。 - ベタベタ系で、ひとり時間が少なくなる
ひざや枕元など“人の真ん中”が大好きで、「常に一緒にいたいタイプ」。それを幸せと感じる一方で、「一人の時間が少し恋しくなる」という飼い主さんも。 - 希少種ゆえに情報が少ない
日本語の飼育情報や経験談がまだ少なく、遺伝性疾患や健康傾向について調べるのに手間がかかることも。かかりつけの獣医師にも、この猫種を診た経験がない場合が多い点が不安材料として挙げられています。
- コーヒーじゃなくて“チョコレートです”説明会
「カフェオレ色でおしゃれ〜」と言われがちですが、正式には“チョコレートブラウン”。つい猫種名や由来まで話し出してしまい、気づけばミニ講義になっている。 - どんな部屋も“ブラウン基調”に見えてくる
ソファも毛布も床も、いつの間にかハバナ色の抜け毛でほんのりブラウンに。掃除をしてもまた同系色でコーディネートされ、「これはこれで統一感…」と自分を納得させる。 - ひざを空けると、すぐ“予約席”が埋まる
ちょっと座ってスマホをいじっていると、数秒でひざの上にイン。トイレに立つタイミングを完全に失い、「この子が起きるまで我慢しよう…」と覚悟を決める羽目に。 - グリーンの瞳で“じーっ”と見つめてくる
ふと顔を上げると、テーブルの向こうからエメラルドグリーンの瞳でじっと観察されている。「その案件について説明して?」と言われている気がして、思わず状況報告してしまう。 - 夜になると“おしゃべりタイム”が開幕
一日の終わりにソファに座ると、「今日なにしてたの?」とばかりにニャーニャー報告会。相づちを打っているうちに、すっかり人と猫のトークショーが日課になる。 - ブラウンのヒゲまで見せたくなる
鼻も肉球もヒゲまでチョコブラウンなことに気づくと、友人にドアップ写真を送りたくなる。「ここまでワントーンで揃ってるの、珍しいでしょ?」と自慢ポイントが増える。 - 本を開くと、なぜかそのページに寝る
読書を始めた瞬間、本の上にトテッと横たわるのがお決まり。お気に入りのページなのか、そこからなかなか動いてくれず、電子書籍派へ乗り換えるきっかけになることも。 - 来客には“高級チョコレート猫”と紹介されがち
お客様が来ると、「この子が噂のハバナ・ブラウンです」と家族に紹介される。初めて聞く猫種名に「なにそれ!?」と驚かれ、またしても由来説明会がスタート。 - 日向ぼっこで色味が“カカオ◯%”に変化
日差しの下では赤みが強く、夜の室内ではダークチョコ風。光によって変わる色合いに、「今日はカカオ80%だね」などと勝手にブレンド名を付けて楽しんでしまう。 - 写真だとただの“黒猫さん”に写りがち問題
肉眼では綺麗なチョコレート色なのに、スマホで撮ると真っ黒。フィルターや光の角度を研究し、「いかにこのブラウンを再現するか」が飼い主のちょっとしたライフワークになる。

ハバナ・ブラウンは、温かみのあるチョコレートブラウンの被毛とグリーンの瞳を持つ、美しい短毛種です。そのルーツは1950年代のイギリスにさかのぼります。当時のブリーダーたちは、「シャムとは違う、緑の目をしたチョコレート色の猫」を作り出そうと、ブラウンポイントのシャムとブラックの短毛猫、ロシアンブルー系統の猫などを交配しました。こうして生まれたチョコレートソリッドの猫たちは、当初「スイス・マウンテンキャット」などと呼ばれ、その後「ハバナ」と名付けられてショーにも出陳されるようになります。
しかしその後、イギリスではオリエンタルショートヘアの系統に統合する流れが強まり、現在ヨーロッパでいう「Havana」は、オリエンタルショートヘアのチョコレート単色として扱われることが一般的になりました。一方アメリカでは、ハバナ・ブラウン独自の丸みを帯びたマズルや、ややコンパクトで筋肉質な体つきが重視され、イギリス系のハバナとは別系統として発展していきます。これが、現在CFAなど北米の団体が「Havana Brown」として公認しているタイプです。
ハバナ・ブラウンという名前の由来には諸説がありますが、「キューバ産の葉巻“ハバナシガー”の色から取られた」という説や、「カカオ豆のようなチョコレートカラーから連想された」という説がよく知られています。いずれにせよ、リッチなブラウンカラーこそがこの猫種の最大のアイデンティティであり、現在でもブリードスタンダードでは、被毛の色味や光沢が特に重要視されています。頭数は決して多くありませんが、世界各地の愛好家によって大切に繁殖が続けられており、「チョコレート色のコンパニオンキャット」として静かな人気を保っている猫種です。
環境づくり
- 人のそばにいられるスペースを
飼い主の近くで過ごすのが好きなので、リビングや仕事スペースに猫ベッドやブランケットを用意してあげると安心します。 - 上下運動できるキャットタワー
スレンダーですが運動も好きなタイプ。中〜高めのキャットタワーや棚を活用した簡易キャットウォークがあると、ストレス発散になります。 - 隠れられる落ち着きスペース
甘えん坊とはいえ、ひと息つける隠れ家もあると安心。ドーム型ベッドや段ボールハウスなど、「こもれる場所」も一つ用意してあげましょう。
食事
- 体型維持を意識した総合栄養食
細身の体型を維持するため、年齢や活動量に合った総合栄養食を基本に。おやつやトッピングは控えめにして、体重管理を意識しましょう。 - 被毛のツヤを意識した栄養バランス
オメガ3脂肪酸など、被毛と皮膚の健康をサポートする成分を含んだフードを選ぶと、チョコレートブラウンのツヤ感もキープしやすくなります。
遊び
- 一緒に遊ぶコミュニケーションタイムを
おしゃべり&遊び好きなので、毎日短時間でも一対一でおもちゃ遊びをする時間を作ってあげると満足度が上がります。 - 知育トイや宝探しゲームもおすすめ
頭の良さを活かして、フードを使った知育トイや、部屋のあちこちにおやつを隠す「宝探し遊び」など、脳と身体を同時に使う遊びが向いています。
先天的な病気やリスク、老後になりやすい病気等を以下に記載します(いずれも「なりやすい可能性が指摘されている一般例」であり、個体差があります)。
| 病名 | 内容 |
|---|---|
| 肥大型心筋症(HCM) | 多くの猫種で見られる心臓病の一種。初期は無症状のことも多く、定期的な健康診断・心エコー検査で早期発見を意識すると安心。 |
| 歯周病 | おしゃべりで口をよく使う猫ほど、歯石や歯肉炎が進行していることも。日頃のデンタルケアや定期的な歯科チェックが大切。 |
| 肥満関連疾患 | 甘えん坊で室内生活が中心のため、運動不足やおやつの与えすぎで肥満になると、糖尿病や関節トラブルのリスクが高まる。 |
📊 平均寿命(一般例):約11〜15年
💡 健康維持のためには、定期的な健康診断(年1回〜シニア期は年2回)、適切な体重管理、歯のケアを意識してあげると安心です。特に希少種ゆえに情報が少ないため、気になる症状があれば早めに獣医師へ相談しましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均価格 | おおよそ25〜50万円前後(輸入費用や為替により変動が大きい) |
| 価格差の要因 | 血統・ショークオリティ・親猫のタイトル・輸入費用・ブリーダーの所在地など |
| 購入ルート | 海外(主にアメリカ・ヨーロッパ)のCFA/TICA登録キャッテリー、オリエンタル系を扱う国内ブリーダー経由 |
💡 選び方のコツ
- 親猫の健康検査の有無(心臓・遺伝性疾患・ワクチン歴など)を確認する
- 性格や生活環境について、ブリーダーから具体的な説明があるかを見る
- 希少種ゆえに「名前だけハバナ・ブラウン」と誤表記されていないか、血統書や登録団体をチェックする
リビングでソファに腰かけると、どこからともなくふわっとチョコレート色の影が現れ、当たり前のように膝の上に丸く収まる——ハバナ・ブラウンとの暮らしは、そんな「いつも一緒」が日常になります。仕事中はパソコンの横で静かに見守ったり、ときどきキーボードの上を歩いて存在感をアピールしたり。
夜になると、おしゃべりタイムがスタート。今日の出来事を話しかけると、グリーンの瞳を瞬かせながら小さく返事をしてくれるような感覚に。寝るときはベッドの足元や枕元にそっとやってきて、一緒にぬくもりを分け合いながら眠る…。そんな「チョコレート色の話し相手」が、毎日を穏やかであたたかい時間にしてくれるはずです。

| 飼い主タイプ | 相性度 |
|---|---|
| 初心者 | |
| 共働き家庭 | |
| 子どもがいる家庭 | |
| 1人暮らし |
💬 コメント
ハバナ・ブラウンは、基本的な猫の飼い方を押さえていれば特別に難しい猫種ではありませんが、「一緒に過ごす時間をしっかり取りたい」タイプの人に向いています。共働きで長時間のお留守番が続くお家では、寂しさからストレスをためてしまうこともあるため、在宅時間や遊びの時間を確保できるかどうかを目安に考えると良いでしょう。
| 猫種 | 性格 | 入手難易度 | 飼いやすさ |
|---|---|---|---|
| シャム(サイアミーズ) | 甘えん坊でおしゃべり。人への依存度が高いコンパニオンタイプ。 | :日本でも比較的見つけやすい | 声が大きくかまってちゃんだが、一般家庭でも飼いやすい |
| オリエンタルショートヘア | 活発で社交的、おしゃべり好き。スリムで運動量が多い。 | :専門ブリーダー中心に流通 | 運動と遊び時間を確保できれば扱いやすい |
| ロシアンブルー | おだやかで少しシャイ。家族には深く懐くが、来客には慎重。 | :ペットショップ・ブリーダーともに比較的多い | 静かな環境を用意できれば、初心者にも人気の飼いやすさ |

ねぇママちゃん、ハバナ・ブラウンって“チョコレート色の猫さん”なんだって? ぼくもかっこいいシルバーだけどさ、その子たちはどのあたりが自慢ポイントなの?

しょうちゃんのシルバーも十分自慢だけどね(笑)。ハバナ・ブラウンは、頭のてっぺんからしっぽの先まで、あったかいチョコレート色一色なのがポイントなのよ。しかも目がきれいなグリーンで、鼻もヒゲもブラウンだから、“チョコレートにグリーンの宝石がついてるみたい”って言われるくらいなの。

へぇ〜。そんなおしゃれカラーの猫さんって、性格はクール系? それとも、ぼくみたいに“パパちゃんのストーカー”タイプ?

どっちかというと、しょうちゃん寄りかな。ハバナ・ブラウンは人が大好きで、飼い主さんのあとをついて歩いたり、ひざの上に乗る子が多いの。声を出してよくおしゃべりもするから、“甘えん坊でちょっとおしゃべりなコンパニオン”って感じかな。

なるほどね〜。でも、そのチョコレート色って、お手入れ大変じゃない? ぼくはブラッシング嫌いだけど、ツヤツヤを保つために、いっぱいブラシされちゃうとか…。

ハバナ・ブラウンは短毛だし、毛もそんなに多くないから、基本は週に何回かのブラッシングで大丈夫だよ。ブラシで抜け毛をとってあげると、チョコレートのツヤがさらにきれいに見えるの。しょうちゃんみたいに“ブラシ反対!”なタイプだと、最初は少し慣らす練習が必要かもしれないけどね。

日本でも、そのチョコレートさんたちと会えるの? ペットショップのパトロール、ぼくけっこうしてるけど、まだ見たことない気がするんだよね。

日本ではハバナ・ブラウンはかなり珍しい猫さんなの。ペットショップでたまたま出会えることはほとんどなくて、もし迎えたいなら、海外のブリーダーさんやオリエンタル系のキャッテリーを時間をかけて探す必要があるかな。だから“いつか会えたらラッキー”くらいのレア度なんだよ。

じゃあ、ハバナ・ブラウンさんと暮らすとしたら、どんな人に向いてるの? ぼくレベルのかまってちゃんでも扱いきれる?

ハバナ・ブラウンは、よく一緒に過ごしてくれる人が向いてるかな。おしゃべりで甘えん坊だから、在宅時間が長かったり、猫と会話するのが好きな人にはぴったりだと思うよ。その分、長時間のお留守番が続くお家だと、寂しくてストレスをためちゃうかもしれないから、そのあたりのライフスタイルとの相性をよく考えてあげるといいね。

ハバナ・ブラウンは、チョコレート色のつややかな毛並みとグリーンの瞳が美しい、ちょっと大人びた雰囲気の猫さんよ。でも中身はとっても甘えん坊でおしゃべり好きだから、一緒に暮らすと“静かな高級チョコ”というより、“ずっとそばにいてくれる話し相手”っていう感じになると思うの。日本ではかなり希少だからこそ、迎えるならブリーダーさん探しや健康管理、情報収集までしっかり準備して、この特別なチョコレートさんとの時間を大切にしてあげたいね。

