トイレに行く回数が増えたら注意!猫の膀胱炎の原因と症状、ストレスとの意外な関係

「最近、愛猫が何度もトイレに行くけどおしっこが出ていない気がする…」 「トイレじゃない場所で粗相をしちゃった!これってしつけの問題?」

そんな行動が見られたら、それは決してワガママではなく、猫ちゃんからの「膀胱炎(ぼうこうえん)」のSOSサインかもしれません。

パパちゃん
パパちゃん

こんにちは、にゃんトピのパパちゃんです。 わが家のアメショ「しょうすけ」とエキゾ「ゆうま」は今のところ膀胱炎は未経験ですが、SNSなどで猫友さんが「再発しちゃって大変…」と苦労している話をよく耳にします。

「冬場になりやすい」 「ストレスが原因になる」

こんな話を聞くと、明日は我が身かも…とドキドキしてしまいますよね。

そこで今回は、猫の三大疾病とも言える「膀胱炎」について、にゃんトピの頼れるアドバイザー・猫実先生に、その原因や見分け方、そして意外な予防法を詳しく教えてもらいます。

膀胱炎のメカニズムを知り、日々のトイレ掃除で「早期発見」できる飼い主になりましょう!

トイレの回数が増えたら要注意!膀胱炎のサインと症状

パパちゃん
パパちゃん

膀胱炎というと『トイレが近くなる』イメージがありますが、それ以外にもサインはあるんでしょうか?

猫実先生
猫実先生

そうですね、トイレの回数以外にも、猫ちゃんならではの『痛みのサイン』があります。詳しく見ていきましょう。

これが膀胱炎のサイン(頻尿・血尿・粗相)

猫実先生
猫実先生

以下の症状が見られたら、膀胱炎を疑ってください。

膀胱炎のサイン
  • 頻尿(ひんにょう): 何度もトイレに行くのに、ポタポタとしか出ない。
  • 痛みのサイン: 排尿中に『ニャー(痛い!)』と鳴く、背中を丸めて力んでいる。
  • 粗相(そそう): 布団やカーペットなど、トイレ以外の場所でおしっこをする(トイレ=痛い場所と記憶してしまうため)。
  • 血尿: おしっこがピンク色だったり、キラキラ光る結晶が混じっていたりする。
  • 過剰グルーミング: お股やお腹を執拗に舐めて、毛が抜けている(違和感があるため)。
ママちゃん
ママちゃん

トイレ以外の場所でするのは、ワガママじゃなくて『トイレが怖い』からなんですね…。知らなかったら怒っちゃうところでした。

【緊急】オス猫は特に注意!「尿閉」の恐怖

猫実先生
猫実先生

ここで一つ、非常に重要な注意点があります。 パパちゃんのお家のように、オス猫ちゃんと暮らしている方は特に気をつけてください。

オス猫は尿道が細長いため、結石や炎症のカス(栓)が詰まりやすく、おしっこが全く出なくなる**『尿閉(にょうへい)』**を起こしやすいのです。 もし丸一日おしっこが出ていないと、体内に毒素が回る『尿毒症』になり、命に関わります。 『おしっこが出ていない』と感じたら、様子を見ずにすぐに病院へ走ってください!

原因はバイ菌だけじゃない?猫特有の「3つの膀胱炎」

パパちゃん
パパちゃん

膀胱炎って、バイ菌が入ってなるものだと思っていましたが、違うんですか?

猫実先生
猫実先生

人間や犬は細菌感染が主な原因ですが、猫ちゃんの場合は少し事情が違います。大きく分けて3つのタイプがありますよ。

1. 若い猫に多い「特発性膀胱炎(ストレス性)」

猫実先生
猫実先生

実は、猫の膀胱炎の約半数以上を占めるのが、検査しても菌も結石も見当たらない『特発性(とくはつせい)膀胱炎』です。 原因は完全には解明されていませんが、『ストレス』が大きな引き金になると言われています。 環境の変化、寒さ、工事の音、同居猫との不仲…。繊細な猫ちゃんならではの病気と言えますね。

エキゾチックショートがストレスでイライラしている

2. キラキラ光る「尿石症(ストラバイト・シュウ酸)」

猫実先生
猫実先生

次におしっこのpHバランスが崩れて、膀胱内に結晶や結石ができるタイプです。 石が膀胱の内側を傷つけて出血したり、尿道に詰まったりします。 食事内容や、水をあまり飲まないことが原因になりやすいですね。

猫の尿石症(ストラバイト・シュウ酸)

3. シニアに多い「細菌性膀胱炎」

猫実先生
猫実先生

最後に、細菌感染によるものです。 健康な猫なら菌が入ってもおしっこで洗い流せるのですが、免疫が落ちたシニア猫や、腎臓病・糖尿病などの持病がある子はかかりやすくなります。


病院での治療と、お家でできるケア

ママちゃん
ママちゃん

もしなっちゃったら、どんな治療をするんですか?繰り返すって聞くから心配で…。

治療法(抗生剤・療法食・環境改善)

猫実先生
猫実先生

原因によってアプローチが変わります。

  • 細菌性: 抗生物質を使って菌を退治します。
  • 結石(尿石症): 療法食で結石を溶かしたり(ストラバイトの場合)、手術で取り除いたりします。
  • 特発性(ストレス): 痛み止めで炎症を抑えつつ、一番大切なのは**『ストレスの原因を取り除くこと』**です。」

再発を防ぐには「水」と「トイレ」がカギ

猫実先生
猫実先生

どのタイプでも共通して重要なのが、『おしっこを薄めて、たくさん出す』ことです。 飲水量を増やして膀胱の中を洗い流すイメージですね。 また、トイレを常に清潔に保つことや、頭数+1個のトイレを用意することも、ストレスを減らして排泄を促すために効果的ですよ。

わが家は「未経験」だけど…パパちゃんが意識する予防とトイレ事情

パパちゃん
パパちゃん

今のところ、わが家の「しょうすけ」と「ゆうま」は膀胱炎知らずの健康優良児です。 でも、2匹ともオス猫なので、「尿閉」のリスクは常に頭の片隅にあります。

システムトイレでもできる「チェック」

わが家のトイレは、砂が固まらないタイプの「システムトイレ」を使っています。 固まる砂のように「おしっこの大きさ(量)」が正確には分からないのが難点ですが、その分、シートの色や重さで判断するようにしています。

パパちゃん: 「『あれ?今日はシートがあまり濡れてないな?』とか、『色がいつもより濃いかも?』といった違和感は、毎日掃除していると意外と気づくものです。 尿のチェックは膀胱炎だけでなく、腎臓病など他の病気の発見にもつながるので、これからもこまめに観察していきたいですね。」

「ピュアクリスタル」で下部尿路ケア

尿路ケアの基本は、やっぱり「水」です。 わが家では、循環式給水機の定番**「ピュアクリスタル」**を愛用中。 これに使われている「軟水化フィルター」には、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を軽減するイオン交換樹脂が含まれているそうです。

これが猫の下部尿路の健康維持をサポートしてくれるそうで、膀胱炎の原因となる尿路結石にも、多少の効果が期待できるかもしれません。 何より、流れる水に興味を持ってゴクゴク飲んでくれるのが一番の予防策だと思っています。

ストレスケアへの気づき

今回、猫実先生のお話で「特発性膀胱炎の原因はストレス」だと知ってハッとしました。 来客時のチャイムや、近所の工事の音など、人間には平気でも彼らにとってはストレスになっていることがあるかもしれません。 「最近トイレが近いかな?」と思ったら、病気を疑うと同時に、彼らの生活環境に変わったことがなかったか、改めて見直す癖をつけようと思います。

まとめ|にゃん🐾トピ編集部と猫実先生の「猫談義」 🐾

しょうちゃん
しょうちゃん

ぼくはトイレもお水もバッチリだよ!えっへん! パパちゃん、トイレ掃除サボらないでよね!」(健康優良児)

ゆうまさん
ゆうまさん

ぼく、トイレが汚いとガマンしちゃうかも…。 キレイ好きなんだから、パパちゃん頼むね…」(繊細さアピール)

ママちゃん
ママちゃん

ふふ、二人ともワガママなんだから。 でも、これからの冬場は寒くて水を飲まなくなるから、ぬるま湯を用意する作戦も考えなきゃね。

パパちゃん
パパちゃん

そうだね。たかがおしっこ、されどおしっこ。 毎日のトイレ掃除が一番の健康診断だと思って、これからもチェックを頑張るよ!

猫実先生
猫実先生

頼もしいですね。 猫ちゃんにとって排泄は、健康状態を映す鏡のようなものです。 『いつもと違う』という変化に一番早く気づけるのは、毎日お世話をしている飼い主さんだけ。 これからもその観察眼で、猫ちゃんたちの健康を守ってあげてくださいね。