猫の目薬を嫌がる猫でも安全に差す方法|編集部が学んだ「嫌がらせないコツと準備

「猫の目薬が、うまく差せない…!」 「暴れる! 逃げる! 隠れる! もう無理!」

猫の目薬は、治療やケアのためにとても大切ですが、飼い主さんにとって(そして猫ちゃんにとっても)“試練”ですよね。 わが家(パパちゃん・ママちゃん)も、かつては目薬のたびに夫婦二人がかりの「猫レスリング」状態でした。

しかし、にゃんトピの頼れるナビゲーター「猫実先生」に教わった「猫が嫌がる“理由”」と、「わが子に合った“型”」を見つけたおかげで、わが家の目薬タイムは劇的に変わりました。

この記事では、いかに猫のストレスを減らし、飼い主(私たち)も「あ、できた」と自信を持てるか。わが家が学んだ「猫の目薬の“正解”」を、読者の皆さんと共有します!

なぜ猫は「目薬」をあんなに嫌がるの?

目薬を嫌がる猫
パパちゃん
パパちゃん

猫実先生! そもそも、なんで猫はあんなに目薬を嫌がるんでしょうか? 痛いのかな…

猫実先生
猫実先生

パパちゃん、いい所に気づきましたね。 実は、多くの場合『薬液が痛い』のではなく、『差されるまでの過程』が怖いんです。

怖がる主な理由
  • 本能的な恐怖
    猫は本能的に、顔(特に目)に何かが真正面から近づくのを極端に嫌います。
  • “圧”が怖い
    飼い主さんの『絶対に差すぞ!』という緊張感や、ガッチリ押さえつけられる『拘束』そのものにパニックを起こしているんですよ。特に、普段から力のある猫ほど、全力で抵抗します。」
パパちゃん
パパちゃん

うちのしょうすけ(アメショ)なんか、まさにそれです! 爪切りでも夫婦二人がかりでプロレスになりますが、目薬もその戦いが必至でしょうね…(汗)。

目薬を「戦い」にしないために。準備と心構え

猫レスリング前

「戦い」のゴングを鳴らす前に、勝負は決まっています。 スムーズに差すための「準備編」です。

決戦前③つの準備
  • 目薬そのものの準備
    例:冷蔵庫から出してすぐの「冷たい」のはNG。少し手で握って人肌に温める
  • 環境の準備
    例:逃げ場のない、静かで狭い部屋に誘導する。明るすぎない場所を選ぶ
  • 飼い主の心の準備(最重要)
    例:「絶対成功させる」と力まず、「失敗してもいいや」とリラックスする(笑)

【プロのノウハウ】猫の性格と安全な固定方法

1. 猫の性格に合わせたアプローチ

猫実先生
猫実先生

目薬の方法は、猫ちゃんの性格に合わせることが大切です。

性格特徴とコツ
おとなしい猫比較的協力的でも油断は禁物。ゆっくり優しく声をかけ、動作は急がず落ち着いて。
活発・動き回る猫素早いケアと安全な固定がポイント。無理に押さえつけず、短時間で終えることが大事。
神経質・ビビりな猫リラックスが最優先。目薬前にスキンシップやおやつで気持ちを落ち着かせ、短時間でサッと終わらせる工夫を。

2. 安全に固定する方法(ホールドの基本)

猫実先生
猫実先生

強く押さえつけず、やさしく短時間で終えるのがコツです。

  • タオルで包む安心テクニック(タオル包み)
    ふんわりしたタオルで顔以外を包むと、不安が和らぎ暴れにくくなります。前足が出ないようにしっかりくるんであげましょう。
  • 膝抱え法
    膝の上で体を自分に引き寄せて片腕で支える方法。特に活発な猫の場合、2人で行うと安全性が高まります。
  • 寝てる時を狙う
    猫が寝ている間に目薬をさすのもとても効果的です。猫が嫌がったり暴れたりないようにそっと近づき、下まぶたを下げてサッと目薬をさします。

【実践】これが正解!「猫レスリング」にならない差し方

猫にこっそり忍び寄る

ここが本番です。ポイントは「真正面から行かない」「猫の『無意識』を狙う」こと。

パターンA:【わが家の正解】ゆうまさん(エキゾ)の「ぼーっと狙い」

わが家のゆうま(エキゾ♂)は、普段おとなしいですが、意識させるとかなりの力で拒否します。(いやな時の拒否パワーはしょうすけ(アメショ)より上に感じます)そこで編み出したのがこの方法。

  1. ゆうまさんが、リビングで「ぼーっとしている時」を見計らいます。(このタイミングが一番重要!)
  2. そっと後ろから近づき、優しく声をかけながらなでながら顎の下と首をそっと固定。
  3. 上からではなく、横からそっと目薬を差し、即座に解放。
年中ぼーっとしているゆうまさん。

【コツ】 下手に力を入れないで、絶対に力で押さえつけず、さっと終わらせる。目薬を差すことを「不快な拘束」だと記憶させないことが成功の鍵でした。

パターンB:【しょうすけ(アメショ)想定】「タオルおくるみ」による安心保定

プロレス待ちのしょうすけ先生。

しょうちゃんは、まだ目薬を差したことが無いので、別の拘束時の事を事例に出すと・・・

方法: タオルで体をくるんで前足が出ないようにする「おくるみ」で、猫が暴れる力を物理的に封じる。

ポイント: 暴れても飼い主の手と猫の頭が一緒に動くように、利き手じゃない方の手の側面を猫の頭に“固定”することが重要。

【最重要】「愛の労力」で、嫌な記憶を上書きするご褒美ルール

猫実先生
猫実先生

目薬は「差して終わり」ではありません。 「差された後」こそが、次回の成功を左右します。

好きなおやつをあげる等、猫が喜ぶご褒美をあげると、「目薬=終わったらご褒美」という体験になります。

パパちゃん
パパちゃん

わが家の場合。

わが家のしょうすけとゆうまは、ちゅ~る以外のおやつはほとんど好みません。そのため、ちゅ~るっていのもアレなので、毎回目薬や爪切り後に、おやつをあげることはありませんが、その代わりに「愛情」をたっぷり注ぎます。

  • ルール:
    目薬後、「嫌なこと」が完全に終わったことを確認し、その子が一番好きな場所を、いつも以上に時間をかけて丁寧になでる
  • 裏技
  • 「ちゅ~るのCMソング」は最強の武器です。捕まえられない時、この歌を歌うとちゅ~るにつられて近寄ってくるので、その隙に目薬を差し、その後にちゅ~るをご褒美として与えることもあります。
ママちゃん
ママちゃん

先生のいう通り、ご褒美体験を強めるためにちゅ~るよりライトなおやつのご褒美を考えても良いかもね。

もしもの時のために!よくあるトラブルと対処法

猫実先生
猫実先生

目薬でよくあるトラブルとその対処法についてのアドバイスです。

トラブル対処法
目薬を多く入れすぎた焦らず、あふれた分を清潔なガーゼでそっと拭き取ります。しみる様子や赤みが強い場合は獣医師に相談を。
目薬の保存直射日光を避け涼しい場所で保管。冷蔵指示があれば従い、開封後は早めに使い切りましょう。人間用目薬の流用は厳禁です。
ストレスを減らすコツ無理に押さえつけず、やさしい声かけで短時間に。毎日同じ時間に行い、ルーティン化すると慣れやすくなります。

注意喚起

人間用や市販の目薬を自己判断で使用するのは危険です。 目ヤニや充血が続く、強い痛がり、症状が悪化する、どうしても点眼できない――こうした場合は、自己判断せず早めに獣医師へ相談してください。目のトラブルは早期対応が肝心です。

まとめ|にゃん🐾トピ編集部と猫実先生の「猫談義」 🐾

しょうちゃん
しょうちゃん

ねぇパパ! ぼくはタオルで包まれるの、やめてほしいんだけど! ぼくはプロレスをしたいの!

ゆうまさん
ゆうまさん

ぼくは、ぼーっとしてる時を狙われるのも、ちょっとズルいと思うなぁ。でも、我慢するとナデナデは嬉しい…(正直)。

ママちゃん
ママちゃん

わかる、わかるわー。その「タオルで包む」のに失敗して、パパちゃんが「もう無理!」って諦めたくなるのを、私は何回も見てるもの。飼い主のイライラが猫に伝わるのよね。

パパちゃん
パパちゃん

みんな、正直な感想をありがとう(汗)。ママちゃんの言う通り、結局「飼い主の心の余裕」が一番のコツなんだね。

猫実先生
猫実先生

目薬に唯一の「正解」はありません。ゆうまさんのように「寝起きを狙う」、しょうすけくんのように「タオルで防御する」。その子にとって最もストレスが少ない方法を、諦めずに探してあげることが、何よりの治療であり、猫との信頼関係構築になりますよ。