ラガマフィンの性格・特徴・飼い方|抱っこが大好きな“ぬいぐるみ系”大型ねこ

ラガマフィン

ふわふわの長毛に包まれた大きな体、ぎゅっと抱きしめても嫌がらない穏やかな性格——ラガマフィンはまさに「生きているぬいぐるみ」のような猫種です。
ラグドールの血を引くおっとりさんで、人が大好き・抱っこ大好き。初めて長毛の大型猫を迎えたい人にも人気が高まりつつあります。ここでは、日本の飼育事情に合わせて、ラガマフィンの性格・特徴・飼い方のコツをまとめます。


基本データ&見た目の特徴

ラガマフィンの見た目と特徴
項目内容
原産国アメリカ合衆国(ラグドール系の血統からアメリカで派生・固定化されたとされる)
毛の長さ中長毛〜長毛(シルクのようなセミロング〜ロングコート)
カラーホワイト、ブラック、ブルー、ブラウン、レッド、クリーム、シルバーなどほぼ全色。タビー、バイカラー、キャリコ、トーティ、ポイント、スモークなど非常に豊富
模様パターンソリッド、各種タビー、バイカラー、キャリコ、トーティ、ポイント、スモークなど
体重オス約4.5〜7kg/メス約3.5〜6kg が目安(中大型)
性格穏やかでおおらか、人懐っこくて甘えん坊。抱っこ好きな子が多い、のんびりマイペースタイプ
寿命(一般例)およそ10〜13年前後(一般的な猫と同程度・個体差あり)
公認団体CFAで公認。TICA・FIFe・GCCFは未公認
入手難易度(日本)★3:ショップ・ブリーダーで探せば見つかるが、超メジャー猫種ほど多くはない

💡特徴
ラガマフィンは、骨太でしっかりした体つきの中大型猫です。長方形のがっしりしたボディに、ふわふわの長毛がたっぷり生えていて、抱き上げるとずっしりとした重みを感じます。
頭はやや丸みがあり、大きなアーモンド形〜くるみ形の瞳が優しい印象をつくります。首まわりの立派なえりまき(ラッフ)と、モップのようにふさふさしたしっぽもゴージャスなポイント。
性格はとても穏やかで、「抱っこしたままじっとしている」「なでているとそのまま寝落ちする」子も多く、“ぬいぐるみ系大型猫”“ラグドールのいとこ”のような存在として紹介されることが多い猫種です。


日本での入手難易度・流通状況

区分難易度主な入手先
ペットショップ 都市部の大型ペットショップ、ショッピングモール内のショップなどでときどき販売
ブリーダー ラガマフィン専門・大型長毛種専門ブリーダーからの直販
里親募集 里親サイト・保護団体で「ラガマフィン」「ラガマフィン風」「長毛ミックス」として募集されることがある

💬 解説
日本では、スコティッシュフォールドやマンチカンほどの“超メジャー枠”ではないものの、大型で穏やかな長毛種として少しずつ認知度が上がっているラガマフィン。
都市部や大きなペットショップでは、タイミングが合えば子猫に出会えることも多く、価格は15〜30万円前後が目安です。ブリーダーからお迎えする場合も、だいたい同じくらいのレンジで、顔立ちやカラー、血統次第で30万円台後半まで上がるケースもあります。
里親・保護猫ルートでは、純血のラガマフィンはややレア。長毛ミックスとして募集されることも多いので、「見た目や性格がラガマフィンっぽい子」とのご縁を探すイメージに近いです。

💡 豆知識
ラガマフィンはラグドールから分かれた系統のため、見た目や性格がよく似た長毛ミックスも多く存在します。血統書の有無より、「健康状態」と「性格の相性」を重視して選ぶのがおすすめです。


性格と行動の特徴

  • とても穏やかでおおらか
  • 人懐っこく、家族全員にフレンドリー
  • 超甘えん坊・抱っこやなでなでが大好き
  • 運動量は控えめ、マイペースにのんびり過ごすタイプ
飼い主の声:良いところ
  • とにかく穏やかで抱っこ好き。「ずっと膝の上にいる」「抱っこしたままテレビを見ても嫌がらない」など、“ぬいぐるみ感”に惚れ込む声が多い。
  • 人懐っこくて家族みんなに優しい。子どもや他の猫・犬とも落ち着いて接する子が多く、「来客にも挨拶しに行く」「ケンカになりにくい」といったフレンドリーさが好評。
  • 鳴き声が小さく、「ピッ」「クルル」といった控えめな声で話しかけてくる子が多い。「マンションでも飼いやすい」「夜中に騒がれないのが助かる」という静かさを評価する声も。
飼い主の声:気になるとこ
  • 運動量が少なめで食いしん坊な子も多く、「気を抜くとすぐぽっちゃり」「ダイエットが大変」という肥満のお悩みが多い。大柄なぶん、太ると関節や心臓への負担も心配。
  • 長毛&毛量多めで、抜け毛・毛玉対策が必須。「毎日ブラッシングしないと脇やお腹がすぐ毛玉」「換毛期は家中ふわふわ毛まみれ」と、グルーミングと掃除の手間はそれなりにかかる。
  • とても甘えん坊で人への依存度が高い子もいて、「長時間留守番が続くと元気がなくなる」「一人暮らしで日中不在が多いと心配」という声も。できるだけ一緒に過ごす時間を確保したい猫種。

ラガマフィンあるある10選

  • 抱っこスイッチは無限ループ
    ちょっと抱き上げたつもりが、そのまま力が抜けて“ぬいぐるみモード”に突入。降ろそうとすると見つめてくるので、もう一回…がエンドレス。
  • 床じゃなくて人の上が定位置
    ベッドやソファよりも、「膝」「胸」「お腹」の上が大好き。人間が座ったり寝転んだりすると、とりあえずどこかの上に乗ってくる。
  • 動き出すまでが長い
    おもちゃには興味津々なのに、動き出すのは数秒後。エンジンのかかりがゆっくりで、「今ようやくスイッチ入ったな」という瞬間が見ていてわかる。
  • ゴロゴロ音は高級電動マッサージ器
    大きな体から響くゴロゴロ音と振動がすごい。胸の上に乗られると、まるでマッサージチェアのバイブ機能みたいで、つい一緒に寝落ちしてしまう。
  • 写真を撮ると常に“もふもふ枕”
    寝姿を撮ると、どの角度から見ても巨大なふわふわクッション。カメラロールが「猫アルバム」ではなく「高級枕カタログ」みたいになりがち。
  • 来客チェックはまさかのウェルカム係
    インターホンが鳴るとドア付近でお出迎えスタンバイ。初対面の人の足元にふわっと座って、「いらっしゃいませ」の顔で接客を始める。
  • ブラシを見ると「あ、はいはい」な顔
    ブラシを見せると一瞬「え〜」という顔をするのに、いざ始めるとすぐゴロゴロ。終わると「もう一回どう?」とゴロンと転がるサービス精神。
  • ごはんの足音にだけ超敏感
    普段はのんびりなのに、フード袋のカサッという音にだけは秒速反応。家のどこからでもダッシュで現れて、「今来ました!」とアピール。
  • ソファの端が“専用駐車場”
    ソファの角をしっかり占領し、家族はその周りに遠慮がちに着席。いつの間にか「ソファの主」と「人間の座るスペース」が逆転している。
  • 撫でていると予定が全部飛ぶ
    柔らかい毛とゴロゴロ音が気持ちよすぎて、撫でているうちに30分経過。「洗濯回すはずだった…」と気づくけど、やっぱり撫でるのをやめられない。

歴史とルーツ

ラガマフィンのルーツ

ラガマフィンは、比較的新しい猫種で、そのルーツはラグドールの歴史と深く関係しています。1960年代、アメリカ・カリフォルニア州で誕生したラグドールは、「抱き上げると体の力を抜いて身を任せる」という独特の性質と、穏やかな性格から人気を集めました。しかし、その後ラグドールの繁殖方針や権利関係をめぐってブリーダー同士の意見が分かれ、一部のグループが独自の方向性で猫種づくりを進めるようになります。

このグループは、ラグドール由来のやわらかな性格を大切にしつつ、遺伝的な多様性を確保するため、ペルシャやその他の長毛種、家庭で飼われていた長毛猫などを計画的に交配に取り入れていきました。こうして生まれたのが、ラグドールよりも丸みのある顔立ちと、さらにバラエティ豊かな毛色・模様を持つ猫たちです。当初はラグドールの一系統として扱われていましたが、次第に別の猫種として独立させる流れが強まり、1990年代に新しい猫種名「ラガマフィン(Ragamuffin)」が付けられました。

「ラガマフィン」という名前は、英語で「いたずら好きの子ども」や「ラフな格好をした子ども」といった、少しくだけた親しみやすいイメージの言葉に由来すると言われています。これは、フォーマルなショーキャットというより、「家族の一員として、人懐っこく甘えん坊な大型猫」というコンセプトを大切にしたい、というブリーダーたちの想いを表しています。その後、アメリカの血統登録団体ACFAやCFAなどで公認され、国際的にも独立した猫種として認められるようになりました。

日本には2000年代以降に少しずつ紹介され、ラグドールと並ぶ「大型でおとなしい長毛種」として、猫カフェやペットメディアで見かける機会が増えてきました。現在のラガマフィンは、ラグドールの血を引く穏やかな性格と、よりカラフルで多様な見た目を兼ね備え、「抱っこ大好きなぬいぐるみ系の家猫」として、少しずつファンを増やしている猫種です。一方で、大型で運動量が控えめなことから肥満や心臓・関節トラブルには注意が必要とされ、健康を重視したブリーディングや遺伝子検査の実施が、世界的な共通テーマになっています。


飼い方のコツ

環境づくり

  • 中型〜大型で体重も重めなので、広めのスペースと頑丈なキャットタワー・ケージを用意する
  • すべりやすいフローリングにはマットを敷き、関節や腰への負担を減らす
  • 高すぎる段差は減らし、ソファやローテーブルなど“ゆるめの高さ”中心のレイアウトにする

食事

  • 運動量控えめ&太りやすい体質を意識し、体重管理用・室内猫用フードを選ぶ
  • おやつはごく少量にし、定期的に体重と体格をチェックして早めにコントロールする

遊び

  • 激しいジャンプより、じゃらしやボールを使った“ゆるめの運動”をこまめに
  • 「遊び+なでなで」をセットにしてあげると、ラガマフィンの満足度がアップしやすい

健康と寿命

先天的な病気やリスク、老後になりやすい病気等の代表例

病名内容
肥大型心筋症(HCM)心臓の筋肉が分厚くなり、血液を送り出しにくくなる病気。ラグドール系・大型猫で注意が必要とされる。定期的な心エコー検査で早期発見を心がけたい。
多発性嚢胞腎(PKD)腎臓に嚢胞(袋状のもの)ができる遺伝性疾患。ペルシャ系の血統で知られ、ラガマフィンでも親猫の遺伝子検査・エコー検査などが重視される。
関節・腰のトラブル体重が重く、運動量は控えめなため、肥満になると関節炎や腰の負担が心配。体重管理とすべりにくい床環境づくりで予防したい。

📊 平均寿命(一般例):およそ10〜13年
💡 定期的な健康診断(年1回、シニア期は半年に1回を目安)と、体重・食事管理をしっかり行うことで、ラガマフィンらしい「穏やかでぬいぐるみのような毎日」を長く楽しめます。


子猫の価格と選び方

項目内容
平均価格15〜30万円前後(血統・顔立ち・カラーによっては〜40万円台)
価格差の要因血統(ショーラインかどうか)、毛色・模様の人気度、顔立ち、性別、月齢、健康検査の有無など
購入ルートペットショップ、ラガマフィン・大型長毛種専門ブリーダー、まれに里親募集(主に成猫・ミックス)

💡 選び方のコツ
「見た目の可愛さ」だけでなく、親猫の健康検査(心臓・腎臓・遺伝性疾患など)の有無と、親猫・兄弟猫の性格をしっかり確認しましょう。
抱っこへの反応や、人に触られたときの様子もチェックポイント。おっとり穏やかなラガマフィンらしい性格かどうか、ブリーダーさんやショップスタッフの話もよく聞いて判断すると安心です。


ラガマフィンと暮らす日常

朝起きると、ふわふわの大きな毛玉がベッドの端や枕元で丸くなっている——そんな光景がラガマフィンとの暮らしの定番です。起き上がると、のっしのっしと足元まで歩いてきて、「なでて?」とばかりにゴロンとお腹を見せてくることも。

在宅仕事やおうち時間の多い家庭では、ラガマフィンはほとんど一日中そばにいます。ソファでくつろげば膝の上、パソコンを開けばキーボードの横、テレビを見れば隣のクッション——どこにいても視界のどこかにふわふわの存在感。毎日のブラッシングや、のんびり遊び時間、抱っこでゴロゴロタイムを重ねるうちに、「猫」というより「家族の一員として話しかけたくなる大きなぬいぐるみ」のような存在になっていきます。


向いている飼い主タイプ

飼い主タイプ相性度
初心者
共働き家庭
子どもがいる家庭
1人暮らし

💬 コメント
穏やかで攻撃性が低く、人懐っこい性格なので、猫初心者さんや子どもがいる家庭とは相性バツグンです。一方で甘えん坊で留守番が長すぎるとさみしさを感じやすいので、共働きや一人暮らしの場合は「在宅時間がしっかり取れるか」「遊んであげる時間を作れるか」がポイントになります。


よく比較される猫種との違い

※比較表にはラガマフィンのデータは加えず、ラガマフィン以外の3品種を掲載

猫種性格入手難易度飼いやすさ
ラグドールとても穏やか・抱っこ好き・人に身を任せる 長毛のお手入れは必要だが、性格はおっとりで飼いやすい
メインクーン温厚・社交的・遊び好き・“優しい巨人” 大型でスペース・食費はかかるが、人懐っこく家庭向き
ノルウェージャンフォレストキャットマイペース・おおらか・適度に甘えん坊 運動量多め・高所好きで環境づくりが必要だが、性格は素直で扱いやすい

まとめ|パパちゃんとしょうちゃんの猫談義 🐾

しょうちゃん
しょうちゃん

パパちゃん、あのふわふわでどーんって大きいラガマフィンさんって、ソファの王様みたいだよね。ぼくもそこそこ存在感あると思うけど、隣に並んだら主役の座とられちゃわないかな?

パパちゃん
パパちゃん

ラガマフィンさんはたしかに大きくてふわふわだから、ソファの見た目はだいぶ占領しちゃうかもね。でも性格はすごく穏やかで、主役争いするタイプじゃないんだ。しょうちゃんみたいなフレンドリーさんと一緒なら、「王様と右腕」みたいなコンビで、むしろ二人とも主役になれると思うよ。

しょうちゃん
しょうちゃん

そんなにおっとりしてるってことは、走ったりジャンプしたりはあんまり得意じゃないの? ぼくは元気にダッシュする派なんだけど、一緒に追いかけっこできるかな。

パパちゃん
パパちゃん

ラガマフィンさんは、すごく俊敏というよりは、のっしのっしとマイペースに動くタイプかな。短距離ダッシュはするけれど、しょうちゃんみたいな全力運動会はちょっと苦手かも。そのぶん、ゆっくりじゃらしで遊んだり、並んで日向ぼっこする時間が長くなる感じだね。激しい遊びはしょうちゃん担当、まったり時間はラガマフィンさん担当、みたいに役割分担すると良さそう。

しょうちゃん
しょうちゃん

ラガマフィンさんって、抱っこされてもじーっとしてるって聞いたけど、本当に? ぼくは抱っこはちょっとだけならいいけど、長時間は遠慮したい派なんだよね…。

パパちゃん
パパちゃん

本当に「ぬいぐるみか!」ってツッコミたくなるくらい、抱っこ好きな子が多いよ。抱っこされたままゴロゴロ言いながらうとうとしてくれる子もいるくらい。もちろんみんなが全員そうとは限らないけど、傾向としてはかなり甘えん坊。しょうちゃんが「なでて・でも長時間抱っこはNo」担当で、ラガマフィンさんが「ずっと抱っこOK」担当になれば、パパとママは幸せな抱っこ係にされちゃうね。

しょうちゃん
しょうちゃん

毛がもふもふで長いけど、毎日ブラッシングしないとダメ? ぼくはブラシあんまり好きじゃないから、そのへんちょっと心配なんだよね…。

パパちゃん
パパちゃん

ラガマフィンさんは長毛で毛量もたっぷりだから、できれば毎日〜数日に一度はブラッシングしてあげたいかな。特に脇の下やお腹は毛玉になりやすいから、優しくほぐしてあげるのがポイント。しょうちゃんがブラシ苦手なら、ラガマフィンさんのお手入れタイムを見守り係にして、少しずつ「ブラシも悪くないかも」って思ってもらえるように、ゆっくり練習していこう。

しょうちゃん
しょうちゃん

もしパパちゃんがお迎えするなら、ラガマフィンさんのどこを一番チェックする? ぼくと一緒に暮らしても、ちゃんとぼくのこともかまってくれるかな…。

パパちゃん
パパちゃん

まずは健康面だね。大きな体だから、心臓や関節に負担がかかりやすいし、ラグドールの血を引いているから遺伝性の病気もチェックしておきたい。親猫が心臓や腎臓の検査をしているか、ブリーダーさんにしっかり確認するよ。それから性格が穏やかで、他の猫と仲良くできる子かどうかも大事。しょうちゃんみたいな俺様だけどさみしがり屋さんには、やさしく受け止めてくれるラガマフィンさんが案外ぴったりで、お互い良い刺激になると思うな。

パパちゃん
パパちゃん

ラガマフィンは、大きくてふわふわなのに、とても穏やかで抱っこ好きな“ぬいぐるみ系”の猫さん。毎日のブラッシングや体重管理、心臓や関節の健康チェックなど、お世話のポイントは多いけれど、そのぶん一緒に過ごす時間が自然と長くなって、家族との絆がとても深くなる猫種だと思うんだ。しょうちゃんみたいなフレンドリーで構ってほしいタイプとも、お互いのペースを尊重し合いながら、ソファでぎゅうぎゅうに並んで寝てくれるような、あたたかいコンビになってくれそうだよ。