白い靴下をはいたような足先に、シャム猫風のポイントカラー。澄んだブルーの瞳で見つめられると、一目でとりこになってしまうのがスノーシューです。
まだ日本ではあまり見かけない希少な猫種ですが、人懐っこくてよくしゃべり、家族べったりの甘えん坊タイプが多いのも魅力。ここでは、スノーシューの基本データから性格、日本での入手事情、健康面や飼い方のポイントまで、初めて猫を迎える方にも分かりやすくまとめてご紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原産国 | アメリカ合衆国(1960年代に米・フィラデルフィアのシャム猫ブリーダーが白足の子猫をきっかけに作出) |
| 毛の長さ | 短毛(密でやや厚みのあるダブルコートに近い短毛) |
| カラー | シールポイント、ブルーポイントなどのポイントカラー+ホワイトが基本 |
| 模様パターン | ポイントカラー+ホワイト(ミテッド/バイカラー)。白い靴下、逆V字フェイスマーク、胸〜お腹のホワイトなど |
| 体重 | オス 約3.5〜5.5kg/メス 約3〜4.5kg が目安 |
| 性格 | 人懐っこく甘えん坊で社交的。遊び好きでよくしゃべる“かまってさん”タイプ |
| 寿命(一般例) | 約12〜16年(一般的な猫と同程度〜やや長め/飼育環境や体質により変動) |
| 公認団体 | TICA など一部団体で公認(CFA・FIFe・GCCFは未公認の見解が多い新しい猫種) |
| 入手難易度(日本) | ★4(かなり入手困難寄りの希少種。専門ブリーダー経由が中心) |
💡特徴
スノーシューは、シャム由来のポイントカラーの上に、真っ白な「靴」を履いたような足先と、逆V字型の白いフェイスマークが入るのが最大の特徴です。澄んだブルーの瞳に、中型で筋肉質なセミフォーリン体型。耳はやや大きめで先が丸く、鼻筋はまっすぐ〜やや長め。動くとしなやかな筋肉が浮かび上がり、シャープな体つきなのに、優しく愛嬌のある表情で「おしゃれな甘えん坊」といった雰囲気をまといます。
| 区分 | 難易度 | 主な入手先 |
|---|---|---|
| ペットショップ | 大手チェーン・オンラインショップで、タイミングが合えば数頭見かけるレベル。多くは提携ブリーダーからのお取り寄せ対応 | |
| ブリーダー | スノーシューに力を入れている国内キャッテリー・ブリーダーが中心。出産時期によっては長期間子猫情報ゼロの場合も | |
| 里親募集 | 保護団体・里親サイトで「スノーシュー(血統書あり)」として出ることはかなり稀。見つかれば超幸運レベル |
💬 解説
日本国内でスノーシューに出会うのは、正直言って難しい部類に入ります。ペットショップで常時並んでいる猫種ではなく、出会えても「たまたまタイミングが合ったラッキーケース」ということが多いでしょう。
現実的な入手ルートは、スノーシューを扱うブリーダー・キャッテリーを探し、出産情報を待つパターンです。国内ブリーダー経由の子猫価格は、だいたい20万〜40万円前後が目安とされ、模様のバランスや血統、ショータイプかペットタイプかなどで価格が上下します。
もともとの頭数が少ないため、里親・保護猫ルートで純血スノーシューに出会える可能性はかなり低め。「スノーシュー風ミックス」として紹介される場合もあるので、血統書や来歴にこだわる場合は、情報の確認が欠かせません。
💡 豆知識
スノーシューは「白足のシャム猫」ではなく、シャムとアメリカンショートヘアなどの交配から生まれた独立した猫種です。ポイントカラー+白足のミックス猫と見分けるには、血統書と顔の逆V字マーク、体全体のバランスもチェックポイントになります。
- とても人懐っこく、家族のそばにいたがる甘えん坊
- 社交的でよくしゃべり、人とのコミュニケーションを楽しむ
- 遊び好きで運動量もほどよくあるが、夜は一緒に落ち着いて過ごせる子が多い
- 「淡いポイントカラーに真っ白な靴下が本当にかわいくて、見るたびに“おしゃれさんだなぁ”と思います。写真映えも抜群で、家族アルバムがスノーシューだらけです。」
- 「とにかく人懐っこくて、家のどこにいてもついてきます。ソファに座れば隣、パソコンを開けばキーボード前と、常にそばにいてくれる感じがうれしいです。」
- 「よくしゃべるけれど声は意外とやわらかく、甘えたいときにかわいい声で呼んでくれます。遊ぶときは全力ですが、夜はちゃんと一緒に落ち着いて寝てくれるところも助かっています。」
- 「国内でブリーダーさんを探すのが本当に大変でした。気になるキャッテリーを見つけても、子猫が生まれるまで待つ期間が長くて、覚悟がいりました。」
- 「人が大好きな分、留守番が続くと少し不機嫌になったり、夜にテンションが上がって走り回ったりします。毎日しっかり遊ぶ時間を作る必要がありますね。」
- 「希少種ということもあり、子猫価格だけでなく、運動スペースやキャットタワー、おもちゃなど環境づくりにもそれなりにお金がかかりました。計画的に準備しておいてよかったです。」
- 白い靴下が“汚れてないか”毎回チェック
足先が真っ白すぎて、砂粒がついただけでも目立つ気がしてつい確認。実際にはきれいなのに、「洗ってあげたい衝動」にかられる。 - 写真映えしすぎて他の猫がモノクロ扱い
青い目+白足+ポイントカラーのコントラストが強すぎて、集合写真でもだいたい主役。アルバムをめくるとスノーシュー率の高さに家族から苦情が出る。 - 鳴き声は“シャムっぽいけど音量マイルド”
よくしゃべるし会話もしてくるのに、声は意外と優しくてソフト。お知らせのたびに「はいはい、わかりました」と返事したくなる。 - 逆V字マークが“ずっと気になる前髪”
顔の白い逆V字模様が、どう見てもオシャレ前髪。寝ぐせっぽく見えたり、センター分けに見えたりして、つい眺めてしまう。 - 来客に「靴下脱ぎ忘れてるよ?」と言われる
初対面の人から「足だけ白いの変わってるね」とつっこまれ、「それがチャームポイントなんです」と毎回プレゼンが始まる。 - 膝の上は“指定席”、トイレまでついてくる
とにかく人が大好きで、座れば膝、歩けば足元。トイレまでついてきてドア前で待機する姿に、うれしいやら申し訳ないやら。 - おもちゃの持久戦で飼い主が先にバテる
ちょっと遊ぶつもりが、スノーシュー側はエンドレスモード。何度も持ってきては「もう1回!」の目で見つめられ、最後は人間の体力が尽きる。 - ごはん前だけ声量MAXの“スピーカー猫”
普段はやさしい声なのに、カリカリの袋が鳴ると急にボリュームアップ。「ごはん!ごはん!」と熱のこもったおしゃべりが止まらない。 - 膝に乗ったままPC作業を全力ジャマ
キーボードの上に座るわけではないが、手首の上にあごをのせてくる絶妙な位置取り。作業スピードは落ちるけれど、どかす勇気は出てこない。 - 寝顔が“天使”すぎて用事をあきらめる
白足をそろえて丸くなり、ふわっと薄目を開けたまま寝ている姿がかわいすぎて、掃除や作業のやる気が一気に削がれる。結果、写真だけが増えていく。

スノーシューは、シャム猫のポイントカラーと白い足先を組み合わせた、比較的新しいアメリカ生まれの猫種です。起源は1960年代、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアのシャム猫ブリーダー、ドロシー・ハインズ=ドーティーのもとに生まれた数匹の「白い足を持つシャム猫」だといわれています。この珍しい子猫に魅力を感じた彼女は、アメリカン・ショートヘアなどの短毛種を交配に取り入れつつ、ポイントカラーの体に白い足先とホワイトマーキングが現れる猫を選びながら繁殖を進めました。こうして、現在のスノーシューの基礎となる特徴が少しずつ固定されていきます。
しかし、当初のスノーシューは頭数が少なく、決して順調な道のりではありませんでした。模様の出方が遺伝的に安定しにくく、理想とされる「逆V字の白い顔の模様」や「きれいな白足」を持つ子猫が思うように生まれない時期も長く続いたとされています。その後、別のブリーダーであるヴィッキー・オランダーらがスノーシューの魅力に注目し、スタンダードの整備や血統管理を進めたことで、徐々に猫種としての基盤が固まりました。
1980〜90年代になると、国際的な血統登録団体であるTICAがスノーシューを新しい猫種として受け入れ、2000年代にはショーで正式に評価されるチャンピオンシップクラスへと昇格します。一方で、CFAやFIFeなどの主要団体では依然として公認に至っておらず、国際的には「一部団体で公認されている新鋭猫種」という位置づけです。日本に紹介され始めたのはさらに後年で、今も頭数は少なく「白い靴を履いたシャム風の猫」として愛猫家の間で静かに注目を集めています。
見た目は個性的ですが、ルーツはあくまで家庭猫同士の交配であり、野生動物の血は入っていません。そのため、性格は人懐っこく甘えん坊な子が多く、「ワイルドなルックスと家庭向きの性格」というギャップがスノーシュー最大の魅力といえるでしょう。
環境づくり
- 人のそばにいたがるので、リビングなど家族が集まる場所にベッドやくつろぎスペースを用意する
- よく遊ぶタイプなので、キャットタワーやステップ、おもちゃ収納など「運動できる環境+休める場所」の両方を整える
- 留守番時間が長くなる家庭では、窓の外が見える場所や隠れ家スペースを作り、ストレスを減らす工夫をする
食事
- 運動量に見合ったカロリー設計の総合栄養食を選び、体型を見ながら量を調整する
- おしゃべり=おねだりが多い子もいるので、「鳴けばおやつ」にならないよう、時間と量を決めて与える
遊び
- ねこじゃらしやボールなど、ダッシュやジャンプができる遊びを毎日10〜15分以上、数回に分けて行う
- 知育トイやおやつ入りトイを使って、頭を使う遊びも取り入れ、退屈や夜の大運動会を防ぐ
先天的な病気やリスク、老後になりやすい病気等の一例です(あくまで一般的な傾向であり、個体差があります)。
| 病名 | 内容 |
|---|---|
| 肥満・関節トラブル | 人懐っこく室内中心の生活になりやすい一方、運動量が不足すると肥満から関節や腰に負担がかかることがある。適正体重の維持が大切。 |
| 歯周病 | 多くの猫に共通するリスク。歯石や歯肉炎を放置すると、口臭や痛みだけでなく全身状態にも影響する場合がある。定期的なチェックとケアが望ましい。 |
| 下部尿路疾患 | 水分摂取量や体質、ストレスなどが影響して、膀胱炎や尿路結石などを起こすことがある。トイレ回数や尿の様子の変化に注意したい。 |
📊 平均寿命(一般例):約12〜16年
💡 完全室内飼育と適切な食事・体重管理、年1回程度の健康診断(シニア期は年2回程度)を心がけることで、病気の早期発見・早期ケアにつながります。特に、いつもよくしゃべる子が急に静かになる・動きが鈍くなるといった変化はサインになりやすいので、日頃から様子を観察してあげましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均価格 | 約20万〜40万円前後(国内ブリーダー・ショップ経由の目安/条件により上下) |
| 価格差の要因 | 希少性、模様のバランス(白足・逆V字マークなど)、血統(ショータイプかペットタイプか)、性別、月齢、健康状態など |
| 購入ルート | スノーシューを扱う国内ブリーダー・キャッテリー、またはブリーダー提携のペットショップが中心(里親募集は極めて少ない) |
💡 選び方のコツ
親猫の性格や体格、健康状態をしっかり確認し、「人懐っこさ」「おしゃべり度合い」「運動量」などが自分のライフスタイルと合うかを見極めることが大切です。
ワクチン接種歴や健康診断の有無、遺伝性疾患に関する説明・契約内容も必ずチェックし、質問にていねいに答えてくれるブリーダー・ショップを選びましょう。
スノーシューとの暮らしは、白い靴下をはいた小さな“執事さん”が家の中をついて回るような、にぎやかであたたかい毎日です。朝、目を開けると布団の足元でじっとこちらを見つめていたり、起き上がると「やっと起きた?」と言いたげに柔らかい声で話しかけてきたりと、一日の始まりからしっかり存在感を発揮してくれます。
日中は、家事や在宅ワークの合間に膝に乗ってきたり、パソコンの前でドヤ顔を決めてオンライン会議に乱入したり。夕方にはおもちゃをくわえてきて「遊ぼ?」とお誘いが始まり、短いスプリント大会に付き合ったあとは、ソファで一緒にゴロゴロ。夜には、白い靴下をきちんとそろえて丸くなり、穏やかな寝息でこちらもつられて眠くなってしまう——そんな、少し賑やかでとても平和な時間が流れていきます。

| 飼い主タイプ | 相性度 |
|---|---|
| 初心者 | |
| 共働き家庭 | |
| 子どもがいる家庭 | |
| 1人暮らし |
💬 コメント
人懐っこくて家族と遊ぶのが好きな性格なので、初めて猫を迎える方や子どもがいる家庭、一緒に過ごす時間をしっかり取れる一人暮らしの方とも相性◎です。一方、長時間留守番が続く共働き家庭では、帰宅後の遊び時間を意識して確保してあげると安心です。

パパちゃん、この前スマホで見た“足だけ真っ白のシャムっぽい子”いたよね? あれスノーシューって言うんだって? あんなキレイな靴下、ぼくより目立っちゃわない?

そう、その子がスノーシューだよ。シャムみたいなポイントカラーに、白い靴下とお顔の白い模様がトレードマークなんだ。たしかに足元はすごく目立つけど、しょうちゃんのシルバータビーも負けてないよ。模様のタイプが違うだけで、どっちもすごくカッコいいんだ。

なんで足だけあんなに白いの? ママちゃんが毎日お洗濯してあげてるとか、そういう秘密のケアがある?

ふふ、それは生まれつきの模様なんだよ。シャムにアメリカン・ショートヘアみたいな猫を交配して、“ポイントカラー+白足”になるようにブリーダーさんたちが時間をかけて作り出したんだ。顔に逆V字みたいな白い模様が入る子は、特に理想的って言われているんだよ。

性格はどうなんだろ? ぼくはかまってほしいけど、びっくりするとすぐ逃げちゃうタイプでさ。スノーシューさんと一緒にいたら、パパちゃんとママちゃんを取り合いになっちゃう?

スノーシューは人が大好きで、家族のそばにいるのが大好きな子が多いんだ。よくしゃべるし、遊ぶのも大好きだから、しょうちゃんとは“かまってもらい競争”になるかもね。でも、どちらも甘えん坊だから、一緒にくっついて寝ちゃう姿も見られそうだなぁ。

日本じゃあんまり聞かない名前だけど、もしパパちゃんがスノーシューさんを迎えるってなったら、どのくらい探さないといけないの? ぼくのおやつ代、ちゃんと残してくれる?

スノーシューは日本ではまだかなり珍しくて、ペットショップでふらっと出会える猫種じゃないんだ。専門のブリーダーさんやキャッテリーを探して、子猫が生まれるタイミングを待つことが多いよ。お値段もだいたい20万〜40万円くらいって言われているから、しょうちゃんのおやつ代と相談しながら、じっくり計画を立てないとね。

見た目はちょっとシャムさんっぽくてスマートだけど、体は丈夫なの? パパちゃん、また“定期健診パック”とか言い出しそう。

基本的には、特別に弱いって言われている猫種ではないよ。ただ、活発でよく動くぶん、運動不足になると太りやすかったり、足や関節に負担がかかったりすることはあるから、遊ぶ時間やごはんのバランスが大事かな。どの猫さんにもいえることだけど、年1回くらいの健康診断と、シニアになってからのチェックは、しょうちゃんと同じくらいしっかりやってあげたいね。

スノーシューは、シャムのようなポイントカラーに白い靴下と逆V字のお顔の模様が映える、とても個性的で魅力的な猫です。見た目は少しクールなのに、中身は人懐っこくて甘えん坊、よくしゃべってよく遊ぶ“かまってさん”な一面も持っています。日本ではまだ頭数が少なく出会うまで時間がかかりますが、そのぶん迎えられたら特別な存在になるはず。しっかり遊べる環境と、長く一緒に暮らすための健康管理の準備を整えてあげれば、毎日の生活に、元気であたたかい彩りを添えてくれるパートナーになってくれるでしょう。

